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2020年01月20日02:21

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フォードvsフェラーリ観てきた(1.8kB +他)

 なんか強豪に立ち向かう車メーカーの話みたくて興味あり。相手は確かに有名なフェラーリ。私のレースの知識はさっぱりでMT車所有経験あり。乗るのはATの小型車・バン・ワンボックスだけど、次買えるとしたら日産以外で1500ccくらい(大きくない方が回せる)の、5速MTのハッチバックかオープンがいいな。


 内容は、倒産の危機を迎えた米自動車メーカのフォードを立て直すため、ル・マン24耐久レースの当時王者だったフェラーリに勝って自国の若者たちに「勝利のフォード」をアピールしようという、1960年代のノンフィクション・・・らしい。
 らしい、というのは他の文献を読んでいないしフォードことアメリカ側の視点でしかやってなかったので鵜呑みにするのは危なっかしい。内容を確認するために公式サイトを読んだけど、ストーリーであらすじを書き過ぎているので観る前には読まない方がいいと思うし、本編はプロジェクトXのような英雄譚というより現場多めな企業ドラマ。フォードに怨みあるのかな・・・フクシマ50も現場vs上層部(つか外野)の構図が出てくるのかな


 この映画の楽しかったところ。現場の破天荒な修理工場のおじさんで後にレースに出るケンとそのまわりにレース。ケンの大味なところがかっこいい。偏屈というか物事を引っ張る技術者はこうなるのでは? 周りの言うことを聞かないといっても、今できないことをできるようにするのだから大胆な言動は現れるものではないだろうか。ル・マンでも筋を通したレースを見せてくれたし。あと嫁さんが日本人ぽい顔立ちで美人だけど怖い。

 レースはレブメータを見ながら運転したことがある人は惹き込まれる。ある豆腐屋の車は一万回転まできっちり回すが、こちらは7000回転まできっちり回してさらにオーバーレブする。いつ壊れてもおかしくない限界状態で走っていることがわかると興奮してくる(下に解説書きました)。
 だいぶ前にTVのラリー中継で運転席と各計器が同時に映ったものを見たけど、こちらの方が撮影方法と映画館という運転席に似た包まれるような視聴環境で臨場感が段違い出て良かった。運転シーンはイカしてる。レースは本編の目標であるル・マンよりその前のデイトナ戦の方が気持ち良い。


本編で出てくる車の性能についての解説
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・レブメータ(もしくはタコメータ)
 単位はrpm(一分間のエンジン回転数。今だとmin-1かな?)
 エンジンの現在回転数を現すもので、エンジンの回転数(=出力。車の速度とは関係ない)がわかるもの。赤く塗られている領域はエンジン破損のリスクがあるレッドゾーンと呼ばれるもので、この車は7000以上だった(市販のガソリン車は6000以上くらいか)。レース用の車の設計は市販車より余裕が無いものなので、7000回転を越えたオーバーレブ状態はただちに危険となる。
 今の市販車はほとんどATなのでエンジン回転数を知らなくてもオーバーレブにならないように自動でシフトが変わる・・・あれこの映画、もしかしてほとんどの人にはわからない?
 映画の車はMTなので、必要な速度・加速力に応じて自分でアクセル(エンジン回転数)とシフト(ギア比)を次のように変えなければならない。だから各ペダルとシフトレバーの操作が忙しい。
●コーナーは、減速して入り曲がったらすぐ再加速したいのでシフトダウンしておいて、速度が落ちていても高回転数をキープしながら低ギア比で加速力を増強させる。
●直線で速度を稼ぎたいときは、オーバーレブしないうちにシフトアップして、高ギア比で同じ回転数でも高い速度が出るようにする。

・ブレーキ
 オーバーヒート(フェードかベーパーロック)すると効かなくなる。ホイールの奥が赤熱していたので、おそらくフェードの方。

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