mixiユーザー(id:14753384)

2020年01月05日17:11

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プロレスの話し3

藤波辰爾。

彼の必殺技の一つとして「ドラゴンリングイン」がある。

必殺技というか、客を盛り上げるためのムーヴなのであるが、

どういう技かというと、

タッグマッチで相棒とタッチをして出番を入れ換えたとき、

わざわざコーナートップに登ってからリング内に飛び降りるという、

しかも、着地したその瞬間、対戦相手にぼこぼこにされるという恐怖の必殺技なのである。

彼がいつ頃からこの技を使いだしたのかは定かではないが、恐らく相当昔、まだ日本プロレスの若手レスラーだった頃からの可能性もある。若手であるということは、憧れていた先輩レスラーの技を研究した結果編み出したか、又は直接教えてもらった可能性が高いのだが、、、

そう、実はこの必殺技、先人の使い手がいたのである。

それは、なんと、

、、、

彼が憧れた、師匠であり大先輩、
アントニオ猪木なのである。

日本プロレス所属時代、ジャイアント馬場とのタッグ

「BI砲」

で圧倒的強さを発揮していたころ、馬場さんのタッチを受けるや否や、持ち前の運動神経を利用して素早くコーナートップに登り、ジャンプしながらリングイン!

まさしく アントニオリングイン

である。

藤波選手と違うのは、相手にせめる隙を与えずにいつの間にか相手の「目の前」にいること。

アントニオリングインは、相手の虚を付く必殺技だったのである。

アントニオ猪木を師と仰ぎ、新日本プロレス旗揚げに参加した藤波選手にとって、憧れである師匠猪木を越えるということは悲願の夢であり、少しでも猪木さんに近付きたいという思いもあったであろう。

そんな彼がアントニオ猪木の技を自分のものにしたいという欲求にかられる気持ちはよく分かる。

アントニオ猪木の必殺技を彼なりに継承した技こそが

ドラゴンリングイン

なのである。

しかし、

リングインしてボコられるのはファンの間では定番のムーヴになってしまったのは、彼の計算だったのだろうか。

なかなかお茶目なドラゴンなのであった。
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