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2019年12月31日18:08

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2019-12-31 マルキ蕎麦

 よく小説などでは、年の瀬に奥さんから言いつけられる大掃除や用事から逃げて居酒屋等でヒマをつぶすオヤジなどが描かれているが、当方はしっかり言いつけられた風呂掃除や奥さんと自分の2台分の洗車をこなし(洗車機にかけて洗うのだが、その後の拭き取りが実に大変、そしてタイヤの空気圧や室内の掃除機かけなどやることは多い)て昼飯時を過ぎた13時。
 まだ別の用事で出かける途中でもあり、朝は食パン1枚とインスタントスープだけだったので、ここはもう、途中の吉野家で頭の大盛りに卵と味噌汁の腹だったんだが、いろいろ考えて「マルキ蕎麦」で孤独の年越し蕎麦とした。
 店内はすごい人で、ここはオープンキッチンだから湿気が凄い。入ったらメガネがアッと言う間に曇ってしまった。
 独りだが6人掛けテーブルを2人に仕切った席へ案内され、さあて何にしようかと。
 今日はもう北風が強くて寒いし、そんな中洗車後の拭き上げなどしていたから、体が冷たくなっているので、温かい汁蕎麦にしたい。
 でもって結構腹がぺこちゃんなので米も食いたいし、とメニューを眺めた末に「かけ蕎麦と海老天卵とじ丼のセット」にした。
 出てきたのは嘘偽りの無い「かけそば」。薬味としてのネギしか載っていない。こうしてみると、「なか卯」の「ハイカラ蕎麦」は実は「タヌキ蕎麦」であるというのが実感として解る。関東のたぬき蕎麦イコール関西の「ハイカラ蕎麦」というのは正解なのだ。
 で、「海老天卵とじ丼」はこれも文字通り海老天をカツ丼風に卵とじして丼飯に乗せてある。セットだから量はそれ程でもない。
 蕎麦は自家製でゆでたてであるので旨い。かけ汁も熱くて七味を振りかけてあることもあり体に染みわたり温かくなってくる。思わず「ウ〜」と声が出る。
 蕎麦を手繰り、汁をすすってから丼内を匙で掬う。甘辛い卵とタレが染み込んだ白飯が口の中で混ざって馴染み合ってそして胃へドスンと落ちていく。食べているという食感が気持ち良い。
 蕎麦も旨いし丼も旨い。海老天が2本入っていてタレを擦った衣と卵と飯の三重奏。
 空腹であったし、ガツガツと丼をかき込み蕎麦をすすり込みかけ汁をゴクゴクと飲む。蕎麦の器に口をつけ、かけ汁を最後まで飲み干すと「ぷはぁっ」と盛大に満足感満載の息を吐いた。
 これで税込1012円。安いと思う。この用事を片付けてしまえば、今日は終わり。そして今年も終わり。
 今年の麺活は満足のいった形で終わったのだった。あー満足満足。
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