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2019年12月23日16:45

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2019-12-23 グリルあかつき

 昨日の早朝出勤の代償として本日午後から休み。
 岐阜市内に用事があったのでそちらへ回り、昼食は用向先のすぐ近くにある「グリルあかつき」。
 以前から店は知っていて美味しそうなメニューがある「街の洋食屋」の雰囲気が良いなと思ってはいたものの、入店したら常連がこちらを睨みそうで怖かったので入れなかった。
 今日は思いきって扉を開けたのだった(自動だけど)。
 店内は思ったとおり茶色系の内装で昭和の食堂感が強い。常連と思われる客も何組か。カウンターは有るが物置きカウンターと化しており客席はテーブル席だけ。
 厨房とは壁を隔てており、回り込まなくては入れないようだ。調理は旦那で客席へのサービスは奥さんがしているらしい。どちらも60代後半だろうか。
 メニューを開いて飛び込んだのは「ステーキ定食 6000円」の文字。「ゲゲッ、意外と高級店?」とビビったがページをめくると1300円位のメニューもあり一安心。
 常連と思しき客は何か一緒のメニューを食べていたので店内に顔を巡らすと黒板に「本日の定食」とあった。今日は「カニコロッケとポークソテー」とある。ポークソテーには小さく「香草風味」とカッコ書が付いている。価格は1100円。やっぱこのテの店は「本日の定食」を食べるべきでしょう。その隣に「大盛 1150円」あり、恐らく白飯が大盛りなのだろう。今はハラヘリなので迷わず大盛りで。
 こういう「本日の定食」は常連向けが多いので、オーダーを取りにきた奥さんに「「本日の定食」、いいですか?」尋ね、快く了解を貰って一安心。
 奥さんは食器類の下げ口から厨房へ「定食1つ!」とオーダーを通し、直ぐにテーブルには紙ナプキンで包んだナイフとフォーク、そして箸袋に半分入った箸のカトラリーをセット。ナイフとフォークで昼飯なんていかにも洋食っぽいじゃないか。この紙ナプキン、カトラリーにきっちり巻いてあって、爪楊枝でトメがしてある。この辺りが街洋食っぽくて良い雰囲気。
 少し待たされたが出てきた皿を見て少し驚く。カニコロッケってカニ(クリーム)コロッケだから、良くある円筒状のものか俵型のものを想像していたが、ここのは皿にシュークリームが載っている感じ。
 これこの店のオリジナル形状でしょう。かかっているタルタル(?)ソースも自家製のようで舐めても市販品とは違い酢が強くない。
 ポークソテーもしっかり大きくて甘辛いソースがしっかり全面に。生姜焼きと言われても信じるな。肉は生姜焼き用より少し大きい。
 でわでわ、とナイフとフォークを構えてまずはポークソテーに挑む。陶器の皿の上でナイフで肉を切るのは先日の結婚式くらいで、こんな洋食屋で使ったのは何年振りだろうか。ナイフで肉を一口切って口に入れると豚肉とソースが絡んで来てこれはもう「飯、飯、」と胃が要求してくる。
 大盛りの飯はたっぷりとあり、これで50円しか増額しないのが不思議。勿論白飯には塩を振りかけて食べるのが自分の洋食へのスタンスなので卓上の岩塩をゴリゴリと。
 カニコロッケはナイフを入れると凹んでしまう柔らかさなので慎重に切ろうとしたのだがやはグニャリと凹んでしまった。
 牛乳臭さが少ないホワイトソースでダマが無いのは流石プロ。カニの風味が余り感じなかったのは自分が味音痴、風味音痴なせい。
 ネットリとしたカニクリームの味を楽しみつつ飯をフォークで掬い(流石にフォークの背に乗せるイギリス流ではない)、ポークソテーを切って齧る。そして合間に味噌汁。
 このナイフとフォークで食う洋食に取り合わせるのが赤だし味噌汁(しかも随分煮だしたような風味の)というのが、いかにも街洋食らしい。
 味噌汁の椀は小さく、最初は「少なっ」と思ったが、旨い洋食オカズで飯が進むので逆に普通の椀で出されると多過ぎると感じそう。
 こうして全てを平らげそうになったところで、食後のコーヒーがデミタスカップで出てくるのが憎い演出である。
 デミタスなので量は多くないが、食後に一服する量としては充分であり、元々食後にコーヒーが飲みたくなったら近くのスタバでと思っていたので、ここは有りがたくコーヒーを頂く。
 料理と同じ皿のサラダも量がそこそこあり、ポークソテーとカニコロッケの合間に、油にまみれた口中をサッパリさせてくれて、野菜を食べました感は有る。
 久しぶりにラーメン意外で満足した一食だった。次回はウチの奥さんを連れてきてやろう。他のチキンやサーモンのステーキもお勧め料理として黒板に書かれていたので、タマには旨い洋食を二人で食べにくるのも良いかも。
 店を出る時に尋ねたらステーキは事前予約をしてほしいとのことであったが、定食でない単品ステーキは8000円なのでそれはちょっとな。
 結局、箸は使わなかった。久しぶりの「ザ・洋食」。
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