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2019年12月23日16:23

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柳亭小痴楽独演会「ようこそ!こち劇場へ」第34回

柳亭小痴楽独演会「ようこそ!こち劇場へ」第34回

行ってきましたー!

道楽亭。全席自由2500円。
消費税上がったからか真打だからか値上がりしました。

そんなわけで寒い小雨の中、今日もいっぱいのお運び。
いつもは整理番号順で外に並ばせてからの入場だけど、雨だからか、並ばせず、開場したらどっと入ったからびっくりしたわ。仕方なく最後に並んだら優しいお姉さんが先に入れてくれました。ありがとうございます。

18時半開演。いつも通り5分押しで始まりました。

「道灌」
黒紋付、裏地は緋色。
長着は細い縞が入ってるような、紺地に模様入り。鶯色の半襟。袖からチラッと橙色。
かっこいい。
マクラというか、近況報告。
御披露目の打ち上げのこと(800万使用、赤字300万)、本を出したこと、
いろんな仕事の依頼、来年にもある御披露目興行のことなどで30分。
寄席に入れてくれと協会にお願いしていて2月までずっと入れてくれている、寄席噺を増やしたい、ってとこから、文治師匠に教わった「子ほめ」「道具屋」「転失気」「道灌」の中から、ずっとやってなかった「道灌」を。
隠居が男のボケに対して「満を持したな」。わはは。
小痴楽さんはカタカナ言葉を入れないと明言してましたが、コッペパンなどいくつか入ってました。
15分

「花色木綿」
自分でやっててすごくおもしろいけど受けない。これと「付き馬」も。
テレビ番組で取り上げるので予習、などのマクラから。
これは言葉の繰り返しがおもしろいんだなーと初めて気づきました。
あと、泥棒に入られた男の、おちょくってんのかなってくらいの大家への適当な対応がすき。
この噺、聞くたび、おもしろくなってる。
「花色木綿」って言うたびに笑える。
なんでそれの裏が花色木綿やねん!って心の中でツッコミ入れながら笑ってる。
今後も引いたり足したりするでしょうから、進化するのが楽しみ!

仲入り15分

「らくだ」
冬物っぽい柔らか温かそうに見える茶色の長着。
突然、「次は乱暴者の噺で」。唐突!
ご自身もそう思ったらしくわやわや笑わせてからの「おーい、らくだ。らくだ、いねーのかい」。
やった!
酔っ払った屑屋が、らくだの兄貴に対して「ぼやぼやしてんじゃねーぞ!」。
からの「生かしておきたくねーな」とポツリ。怖っ!
屑屋の友人、火屋のヤスの登場が楽しい。
イかれた酔っ払い! 藤山寛美みたいな! ほっぺが丸く赤い感じ!
あー、おもしろかった。
以前見たときの怖い場面が同じ演出なのに笑いが起こるようになってました。
女性より男性がつよく笑ってました。
また、みんなが聞き入っている「しん」という音が聞こえるような、澄んだきれいな空気が満ちておりました。
45分。

あー、おもしろかった。
なんか、声が大きなってない?
「らくだ」で凄むところはさすが。らくだの兄貴も、屑屋も。

この会に行く前日、テレビのdボタンのタロット占いで「小痴楽さんの落語会の出来は」と占うと結果。
「傲慢、慢心」
いやーーーーーっ、と思ってましたが、無事外れました。わはは。

真打になると、いろんなことが自由になるのでしょうか。
というか、二つ目まではいろんな決まりごとがこちらの想像以上に多いのでしょうか。
着物の着方も、着物の種類も、変わったように感じました。
ま、観察眼は優れている方ではないので、気のせいかもしれません。

お客さんは、常連さんが多いと思いますが、綺麗に身づくろいをした新規女性が多いように感じました。ま、打ち上げ参加可能な会ですしね。
しかし、そんなこと全くおかまいなしなマクラでしたわ。

というわけで、気づけば師走。
今年の演芸納めでした。
「らくだ」で締めとは!
御披露目で聞けなかったから、とってもとってもうれしい! おもしろかった!
また来年も演芸を楽しむ所存でございます。

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