芝浜

　日曜日に NHK で落語の「芝浜」をやっていた。割とあっさりしたテンポのいいものだった。

　なんとは無しに、他の人の芝浜はどんなのがあったかなぁと Youtube を覗いたら、某家元のが筆頭に出て来た。いやー、やたらガチャガチャした落語でこりゃ参ったなーと思ったら、本人大満足、自他ともに認める「伝説の」芝浜だそうな。

　あれは落語ではなく落語をベースにした一人芝居じゃないかしらん。しかも人物の演じ分けが出来ないと言う致命的な欠点付きの..。この人はなんで「落語家」を選んだのだろう。

　余計なところを膨らませるので全体の流れが悪いし、表現が汚い。落語としてはいいところが無かった。芸術ってのは洗練されてこそ芸術と呼ばれるんで、削ぎ落とす前の生を見せられても、それは某役者言うところのただの「イボの塊」じゃないかしらん。まぁそれをライブ感と言う人もいるけど。

　面白いのでマスコミに取り上げられることが多かった人だけど、結局ナニモノだったのかなぁ。 ..キワモノ？