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2019年12月22日23:15

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M−1グランプリ2019

まずは、ミルクボーイおめでとう!
今回、決勝戦が凄く面白かった。技巧派のかまいたちVS大阪しゃべくり漫才のミルクボーイVSトリッキーなぺこぱの勝負。本当に三者三様。

正直1番応援していたのは、ぺこぱ。ずっと観て来たので…というのがある。そもそもオスカーだっけ?いつのまにかサンミュージック所属になっていた。
途中、太勇氏が着物になったりローラースケート履いたり。NHKのお笑いバトル番組“笑けずり”にも出てて(その時、太勇氏は最年長だった)、「太勇さん、こんなキャラなのに凄く真面目だ。」とイジられていたのを思い出す。
ああ、そうか。彼らは、いつの間にかM−1の決勝に残るほどの力を付けていたんだね。そして、ボケとツッコミが逆になった。というか、全て受け入れる…というツッコミ(なのか?)を発明した。
1本目のネタで「キャラ芸人になるしかなかった!」で爆笑した。いや、そうだよな(^_^;)。芸歴長くて売れなけりゃそうなるは!
2本目の「ゴリラが乗って来たら車両ごと譲ろう。命を守ろう。」も好き。
ぺこぱはね、子供番組に向いてると思うの。そういう番組に出ないかな?

ミルクボーイ。私は初見でした。唯一の初見が優勝。大阪の喋くり漫才。上手かった。コーンフレークも最中も面白かった。「コーンフレークは煩悩の塊の食べ物。怠け者が楽して腹を満たす為の物。」が目から鱗だった(笑)。
最中は同じパターンではあるけど、こちらは、「見た目が怖い。」に目から鱗。古印最中なんて、古い印鑑だもんな。何故に古い印鑑を食わねばならぬのか…。

かまいたち。正直1番応援していたのはぺこぱなんだケド、1番優勝して欲しかったのはかまいたち。最後、ミルクボーイの優勝が決まった時に濱家氏がグッと唇を噛んでいたのが印象的だった。来年はもう出られないかまいたち。技巧派過ぎるのかな?とも思う。
1本目も面白かったケド、2本目が好き。「手品はオマエより上手くなる可能性があるが、トトロを観ていないは時間に守られているから、こっちの方が自慢。」なんつう屁理屈!でも、この屁理屈が理屈に聴こえる不思議。ああ、これが技巧か。

和牛。負けが決まった時、水田氏が凄く悔しそうだった。ちょっと気になったんだけど、からし蓮根の時、何で上沼さんは、あんなに和牛をディスったのだろう?勿論、笑いにしようとはしてたんだけど、あれはちょっとしつこかったしやり過ぎだと思った。水田氏本当に少し打ちひしがれてるようにも見えたんだケド…。
「全部住んでる」から、どう展開するんだろう?と思ったら、なるほど、事故物件ね。2階から声がする。で「誰か住んどるのか!」と怒る川西氏が面白い。

オズワルド。正直、1番応援していたのはぺこぱだったし、1番優勝して欲しかったのはかまいたちなんだが、1番好きだった漫才は彼らのネタ。
私の好きな温度低めで、若干シュールなネタ。そして、言葉の選び方が好き。途中の「いいの?」で「何か挟んだ?聴きのがした?」で爆笑した。あと、“ボール食う奴の意見”も笑った。“縦回転の回転寿司”とかね、言葉の選び方が素晴らしく、引っかかりもキチンとある。ただ、温度が低い漫才は賞レースには不向きなんだよね…。でも、“象さんのポット”が大好きだった私としては、彼らを好きになるのは当然のコトである。

ニューヨーク。ラブソング。歌ネタって難しいよね。順番がもう少し後なら、もう少し点数が入ったのかも知れない。個人的には「歌で正拳突きをするのは、長渕剛だけ。」に爆笑した。なるほど。

すゑひろがりず。狂言風の言葉使いの漫才。今回の中では、1番トリッキーな形かも。合コンネタ。バーベキュー味は焚火味なのか。

からし蓮根。教習所。「大型犬に顔舐められモード」というのは結構なパワーワードだな!最後、綺麗にバックしていたのが可笑しかった。でも、ネタとしてはちょっと弱いのかな?

見取り図。誉め合い。「女のスッピンみたいな顔」は、なるほど!と思ってしまった。いや、綺麗な顔ではあるのだが。「エグザイルの41番目」とか引っかかるワードは沢山あったな。もう一展開あると良いのかな?

インディアンス。観る度、「勿体ない」と思うコンビ。ネタが流れちゃうんだよ。引っかかりなく流れて行くの。勢いがあっても例えばアンタッチャブルのネタは、きちんと引っかかって行くのだけれど。それが観ていていつも勿体ないと感じてしまう。でも、いつも通り楽しそうにやっていた。そして、相変わらず、田淵氏は何か怖い。目が素直に笑わないの。彼の心の闇みたいなのは好きかな。
インディアンスは、もう、有ジェネには出ないのかなぁ?

毎回書いてしまうケド。私は、漫才等の表現モノに点数を付けるのがあまり好きではありません。小説にしろ絵画にしろ、表現モノは全てそうだと思うけれど、趣味嗜好が大きく左右する表現モノに点数を入れるコトに、あまり意味があるとは思えないからです。
モネ、ダ・ヴィンチ、ダリ、カラヴァッジョ、ゴッホ、ピカソの絵を並べて「さぁ、どれが1番か点数を入れなさい。」と言ってるようなモノだと思うから。
このアンケートを日本で取れば、印象派好きが多い日本では、モネが1位になるはずです。最下位はきっとカラヴァッジョ。でも、明暗がハッキリしてヌードと血が出てる絵が好きな私はカラヴァッジョの絵を1位にする。光が多くて苦手な印象派のモネの絵を私は最下位にする。ただ、それだけのコトなんです。ようは好み。
なので、「私は、和牛が1番好き。」とか、「ぺこぱが1番面白かったのに!」とか、「俺はかまいたちが優勝だったのに!」等、諸々あるとは思うのです。あって当然、ないとオカシイ。
でも、自分の好みの芸人が優勝しなかったからと、その芸人に罵詈雑言や悪口を言ったりするのはやめて欲しい。(面白かったとか、苦手だったとか、好みは言って良いと思うよ)

私とってのM−1は、芸人の本業であるネタをゴールデンタイムという時間でTV放送してくれて、それを観て、皆が色んな芸人を知って、彼らが認知され、仕事が増えて、彼らが思う彼らなりの芸人としての成功を掴んで欲しいな…それにつきます。

あと、これも毎回書くけど、何でM−1て各芸人の事務所名を入れてくれないのかな?吉本などの大きな事務所は良いケド、「あれ?この芸人、何処の事務所?」みたいな事務所は、M−1に芸人が出ると事務所ライブにお客が増えるんだ。芸人のチケットノルマも楽になる。
もし、気になる芸人さんがいて、ライブに行ける環境であれば、是非ライブに行ってみて下さい。芸人の本気が観られます。

サンパチマイクの前にスッと立つ漫才師の姿が私は好きです。どんな漫才師も、その時の姿は本当に恰好良い。これからもそんな姿を見せて欲しいです。

“令和初”の『M-1グランプリ2019』 ミルクボーイが優勝 史上最高点で15代目王者に!
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=5911861
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