「オーシャンズ11」観ました。
5年くらい前に1度観て、これ観るの、二度目なんですけど、こまかいところはほとんど覚えてなかったです。
2001年リリースだから、18年前の作品ですね。
監督はスティーブン・ソダーバーグ、キャストが思い切り豪華です。
「ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピットほかハリウッドを代表する豪華俳優が多数出演。全米興行収入1億8300万ドル。」 だそうで、マット・デイモン、ジュリア・ロバーツや、ゴッドファーザー PART�靴離▲鵐妊�・ガルシアも出てます。
「エリン・ブロコビッチ」もこのソダーバーグの監督に、
ジュリア・ロバーツ主演なんですよね。
たまきの大好きな映画です。
あと、
「エリオット・グールドの出演は監督のソダーバークが『ロング・グッドバイ』等のグールドの70年代の出演作品のファンであり、ソダーバーグたっての希望でグールドにルーベン役をオファーした。」そうですよ。
全米興行収入1億8300万ドルってすごいですね。
この映画のギャング達は、1億6千万ドルほど盗むわけだけど、その映画作った人達はそれ以上の収入を、アメリカ国内だけで盗んだ、じゃなかった稼いでるんだから、このギャングさん達以上にカッコいいですっ。
ちなみに、グローバルでは4億5千万ドル以上ということです。
そしてこの話は、「1960年制作の映画「オーシャンと十一人の仲間」のリメイク作品。」だそうで、フランク・シナトラやサミーデイヴィスJr.などの出演だったらしいです。
毎回言ってるようで情けない限りですけど、この話もたまきには難しかったです。
話全体は至って単純、ダニー・オーシャンが11人の仲間を集めて、カジノの金庫から有り金全部盗む、という愉快痛快、丸かじりなんですけど。
実際には、ジョージ・クルーニー演じるオーシャンと、ブラピ演じるラスティ・ライアンの二人で計画を細部まで練り上げ、それぞれその道の専門家も二人で探してリクルートするので、この二人が主犯ということになりますね。
1億6千万以上の巨額の現金を、ミサイル基地並みの強固なセキュリティシステムを潜り抜けて成功させよう、というんだから、もろ、頭脳合戦。
その流れ自体は勿論わかるんだけど、細かいところが、何がどうなってるんだか、わからないところだらけでした。
この映画を観た皆さんは、ほんとに頭のいい人達ばかりだったみたいで、よく細部に至るまで理解してらっしゃいます。
たまきはあまりにもわからない所が多かったので、例によって「あらすじ、ネタバレ」を見たりしてみました。
「あらま、そうだったのね・・・」と感心することしきり。
まあ、とにかく愉快です。
この、オーシャンさん含めて12人の方々は泥棒さんなので、ギャングには違いなく、悪者なんですけど、狙う相手が
カジノだし、その意味で大金持ちのお金をちょっと盗んだくらい、痛くもないかな？なんですよ。
だから彼ら、悪者らしく見えない。
いい人達、楽しい愉快な仲間、という感じ。
日本にも昔「石川五右衛門」という大盗賊がいた、という話を聞きますけど、彼はお金持ち、特に悪い人達からお金を盗んで、貧しい人達に与えていた、ということですね。
この12人の盗賊たちは、それはしないようだけど、オーシャンさんて、自分が言い出しっぺ、プランを練って、それぞれに役割を振り、各自、自分の役割を果たすだけなのに、成功したら分け前は均等にする、というのだから、いい人！ですね。
それにしてもブラピの白いスーツ姿がカッコよくて、たまきはずっとそればっかり見惚れてました。
「ハリウッドの俳優並みのカッコよさ」なんて言葉を時折聞くけど、実際にはどんな感じ？という疑問の答えみたいに、「カッコよさ」のサンプルみたいでした。
「これぞ、ハリウッド俳優」という。
ジョージ・クルーニーもカッコいいけど。
ブラピって、変わりませんねー。
今とイメージがまったく変わってない。
体形も顔もおんなじです。
役も、彼らしい、全体のリーダー的な役割だし。
昔から彼はああいう感じだったんですね。
ただ意外だったのは、この人は「ラフな格好が好みらしい」、というイメージがありましたよね。
そういういでたちでいることが多いから。
でもスーツは、ラフな格好よりもっとずっと似合うんだ・・・ということに、今更ながら気づいた。
スーツって、フォーマルだし、体形の欠点をカバーしてくれるから、誰にでも似合うんですね。
だけど、ほんとにプロポーションがよくてカッコいい人が着たらこうなるんだ・・・・という見本みたいでした。
ほんとは、スーツってこうなのね。。。という。
たまきも最近ダイエット始めたけど、一旦出たお腹は、簡単にはへこみません。
健康面も考えなくちゃいけないし。
全然食べないわけにいかないから。
一旦太ると時間がかかりますね。
それと、このストーリーには伏線があって、オーシャンと
ジュリア・ロバーツの恋愛物語が、おしゃれでいいんですよ。
「オーシャンにはお金の他にもう一つ盗むものがあった」
なんてね。
好きな女性を盗むのも、泥棒のうち。
オードリー・ヘプバーンの「おしゃれ泥棒」を思い出しちゃった。（あんまり関係ないけど）
それにしても全員、カッコいいです！
これはあくまで映画だから、これがカッコいいから、といっても、泥棒さんなんだから、よい子は真似しないでね。
犯罪防止システムって、一度起こった犯罪に対して、必ずそれに対処する、もっと進んだ防止システムを作るだけのことだから、絶対に成功しないのよ。
わかりましたか？
よい子は、ビデオゲームで頭脳を鍛える方法、というか楽しむこともできるし、それより、頭脳明晰な人なら、その頭脳を生かして、合法的に「泥棒」しちゃうことも可能ですよ。
この映画を作った人達はそれをやってるでしょ？
8,500万ドルの制作費用で、4億5千万ドルの興行収入。
3億6,500万ドルの純益？
人の心を「盗む」ことで、この12人の泥棒さん達よりももっとずっと大金を巻き上げちゃった。
言い換えれば、人に「楽しさ」と夢を与えた、それに頭脳の使い方も教えたことで、世紀の大泥棒よりも大金を稼いじゃうことだってできる、ってことですよ。
その意味では、ハリウッドを始めとした、エンタメの世界、そこで成功した人達は、ほんと、「魔術師」ですね。
見習っちゃいましょ。
ところで、たまきはまだ「オーシャンズ12」「オーシャンズ13」という2つの続編を観てないんですけど、この後も彼らは、また集結して、おまけに12人、13人、とオーシャンさんの仲間も増えて、こんなすごいことやるんでしょうか？
捕まらないのでしょうか？
そこがすごいですね。
オーシャンだけは、この犯罪の直後に捕まったけど、それは以前の犯罪で服役していたのが仮出所になって、その後
仮釈放中の規則を無視した、という理由で、だから半年以内の服役で済んじゃう。
そうそう！
この話で一番すごいのは、これだけの大犯罪を犯しながら、関わる犯人側も12人、という大所帯なのに、誰一人死人が出ないんですね。犯人側にも守備側にも。
銃も一切使いません。
徹底した頭脳合戦です。
そこが愉快痛快なんですよ。
これだけの頭脳があったら、泥棒しなくたって、事業で成功しそう。
彼らがどのくらいすごいテクニックを使ったか、全部わかりますか？
たまきは自慢じゃないけど、わからないことだらけでした。
観てみて。
全部わかるようなら、貴方も立派な「オーシャンズ」かも。
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