■令和元年最後の満月 コールドムーンを眺めよう
(日本気象協会 - 12月12日 15:12)
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最近,いろいろと満月に名前を付けて呼ぶ風潮がありますね。
日本では満月以外の月齢や,季節によっても,いろいろと名前がついているのですけど,その話は滅多に出てこないのが不思議。11月6日に「3つ目の名月」である「十日夜(とおかんや)」が見えた共うのですが,全然話題になっていなかった。
「ピンクムーン」「ストロベリームーン」「コールドムーン」については,「アメリカ先住民族の呼び名で,それぞれ,4月,6月,12月の満月につけた呼び名」とされているのですが,アメリカ先住民族は,現在私達の使っているグレゴリオ暦を使っていたわけではありませんし,そもそも英語使っていなかったわけだし,この当てはめについても,微妙に,無理矢理感があります。
ちなみに,日本の旧暦では,今宵は旧11月16日で,十六夜(いざよい)に当たります。
天文学的には,既に12日の昼間に満月を迎えていますので,もう,月の右側が少し欠けています。
英語での月の名としては,米国メイン州の農事暦によれば,今夜の満月は,Moon Before Yule(ユール前の満月)と呼びます。ユールとは冬至祭のこと。冬至の前の満月,と言うことになります。
気象協会なんだから,もっと空のことには正確な情報を出してほしいな,とツッコミを入れつつ,今夜の月を撮影していました。
今夜の月と,今年6月17日の満月を組み合わせて,立体写真にしてみました。
平行法でご覧ください。
月が球体に見えてくると思います。
この写真の原理は簡単で,月の首ふり運動(秤動と言います)を利用して,月がちょっと左を向いた時と,ちょっと右を向いた時の写真を並べ,このずれを視差として利用して立体化しているものです。
左右の月を見比べると,右側の月のほうが,月の右の縁が良く見えていることが分かると思います。
令和に入って2度目の満月と,令和元年最後の満月の組み合わせ,と言う,元号のお好きな方には,ちょっと特別な印象を与える組み合わせで作ってみました。
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