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2019年11月08日18:21

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ファンネル搭載型ボール

あおり運転といい、いじめといい、近年あまりにも「子供じみた大人」が起こす事件が目立つ。
「一体、今までどうやって社会生活を営んできたんだろう?」と疑問に思う程、彼らは大人げない。

ただ、ひるがえって考えてみると「大人とは何か?」「何をもって大人とするか?」という疑問に対して、現在人類は適切な物差しを持っていない。
肉体年齢が一定に達すれば大人と認められるし、会社や学校でも「知識&技術」でしか人間を評価することはできない。
大人になるための「通過儀礼」が存在する社会もあるが、大抵は技量と度胸があれば乗り越えられる内容だ。

「大人」と呼ばれうる精神年齢に達したか否かを測る物差しは、今のところ存在しない。
メンタルが幼児でも、なまじ知識と技術があれば通用してしまう。
そして「知識&技術」を駆使して周りを傷つけたりマウンティングに精を出したりする。


「ガンダム」のモビルスーツに人間を例えてみると、精神年齢は基本性能(出力、推力、装甲etc)、「知識&技術」は装備(ビームライフル、ヒートロッドetc)といったところか。
往々にして戦場では、有力な装備さえあれば「とりあえず」乗り切れる。

そう考えると、最近の犯罪者は例えるなら「ファンネルを装備したボール」とでも言うべき存在だ。
オールレンジ攻撃を駆使して、一見無敵に見えるが本質的にはザコ、ということだ。


彼らが判で押したように、攻撃的な「いじめっ子」タイプなのもそこに理由がある。
彼らは攻撃手段には事欠かないから「攻めている間は無敵」なのだ。
逆に言えば防衛戦はからきしなので、常に攻める側でいる必要がある。
「先手必勝」と言わんばかりに四六時中誰かを攻撃しているのは、攻守が逆転したら不利になるからだ。

そうしていつも「先手で自分のターンでねじ伏せる」一辺倒で勝ち続けると、いつの間にか自分が完全無欠かつ絶対無敵であるかのような錯覚に陥る。
しかし長い人生、不意に思い通りにならず、自分の絶対性が揺らぐ時が来る。無敵なのは攻撃中限定なのだから当然だろう。
自分の弱さなどとっくに忘れていたために、それを受け入れられず頭に血が上るとどうなるか?
心身に染みついたテンプレである「攻撃」に訴えるのだ。
なまじ「キレた」状態なので物理的な暴力に訴える。

「虐待する親」や「いじめっ子」「あおり運転者」の完成だ。


付け焼刃が通じるのは平常時だけだ。人間、知識と技術で形だけ大人になっても、どこかで馬脚を露す。
重力下ではファンネルは無力だし、ボールでは手も足も出ない。


ビグザムやエルメスよろしくイケイケ状態でも、実は自分は旧ザク以下だった。


そんなことにならないように自分の基本性能を、せめてジムくらいにはしたいものだ。




もっとも、イケイケの酔いしれているボールには馬耳東風だろうが。





BB弾「パパが撃った」4歳長男
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