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2019年11月08日17:23

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セックスボットは相手の好みを学習

未婚女性が結婚相手の男性に求める年収とは......理想と現実の大きなギャップ


6/26(水) 15:49配信

ニューズウィーク日本版



<既婚女性は稼ぐのが難しくなる>

これをもって女性の「高望み」を責めるのはたやすいが、賃金には性差があり、かつ女性は結婚すればバリバリ稼ぐのが難しくなる。未婚者と既婚者の所得カーブを、男女で分けて比較してみるとよく分かる<図2>。

<図2>

男性は未婚者より既婚者の所得が高いが、女性はその反対だ。未婚者ではジェンダー差がなく、結婚のインパクトが男女で逆であることが分かる。女性は結婚すると、正社員であっても稼ぐのが難しくなる。

これでは、女性は結婚相手にある程度の収入を期待せざるを得ない。しかし稼ぎのある男性は減っており、ゆえに未婚化が進行する(山田昌弘『モテる構造 男の女の社会学』ちくま新書、2016年)。こうした現実があることは否定できない。

未婚化・少子化に歯止めをかけるには、夫婦二馬力で稼げるようにして、かつ給与の性差を是正する必要がある。男性の家事・育児分担を促し、保育所も増設しなければならない。こうした対策が進んだ北欧諸国では、日本で見られるような未婚男女の「すれちがい」は小さいのではないか。

昭和の高度経済成長期ならいざ知らず、男性の腕一本で家族を養える時代などとうに終わっている。令和の時代になっても、偏狭な性役割分業を前提としたシステムが維持されるなら、少子化が止まるはずはない。

<資料:内閣府『少子化社会対策に関する意識調査』(2018年)、
    総務省『就業構造基本調査』(2017年)>



ロボットとセックスする新時代の大問題



フランシス・シェン(ミネソタ大学法学大学院准教授)


マー(右)が製作した「マーク1」(中央)はあらゆるタスクの手助けが目的とか Bobby Yip-REUTERS



<「セックスボット」と性交渉をする日は間近、安全性やセキュリティー保護は大丈夫なのか>

ロボットはもう当たり前の存在になった。次は「セックスボット」の番なのか――。



今や多くの企業が、親密な交流や性的快楽の提供を目的とするロボットを開発中。いくつかは既に商品化されている。


恥ずべきものとされたセックストイやセックスドールと違って、セックスボットと呼ばれるロボットのセックスパートナーは主流になる可能性がある。17年のアメリカの調査では、回答者の半数近くが50年後にはロボットとの性行為が普通になると考えていた。

だが、そもそもセックスボットの普遍的な定義は存在しない。その管理(または禁止)を提案するに当たっては、実はこの点が大問題になる。

主な用途を考えれば、セックストイの法的定義を当てはめたくもなる。全米で唯一、現在もセックストイの販売が違法なアラバマ州では、禁止対象を「人間の性器の刺激を主要な目的とする」器具と定義している。

だが、それも問題だ。セックスボットが提供するのは、もはやセックスにとどまらない。いずれは自己学習アルゴリズムを活用して、人間と感情的な関わりも持つようになるだろう。

いい例が香港で生まれた「マーク1」。セックスボットと呼ばれるが、子供の食事の用意から高齢者の付き添いまで、あらゆるタスクを手助けできるロボットを目指していると、製作者のリッキー・マーは言う。

性的情報をハッキング?

だが昼間は「子供の遊び相手」に、夜は「大人の遊び相手」になるロボットを、どう管理したらいいのだろう。

アラバマ州でのセックストイ販売禁止はこれまで法的に支持されているが、この種の法律はいずれ無効になりかねない。セックスボットを大規模な販売禁止措置の対象にすることは不可能だろう。

ただし、子供型セックスボットの場合は恐らく別だ。アメリカでは17年12月、超党派の下院議員が「リアルかつ搾取的な小児性愛的電子ロボット規制法案」を提出。18年6月に全会一致で可決された。

子供型セックスボットの開発に現実の子供の関与は必要ない。それでも存在自体が極めて有害な影響を及ぼすとも考えられるため、各州政府は対策を迫られるはずだ。

セックスボットは将来的に感覚まで備えるようになるだろう。だが、現時点では製品だ。そうである以上、米消費者製品安全委員会の規制の在り方を問う必要もある。

セックスボットには安全性への懸念が潜む。唇用の塗料に有害物質が含まれていたら? 人間の何倍もの力を持つロボットが「情熱」を込めて手を握り、指の骨を砕いてしまったら?

セキュリティー面も心配だ。セックスボットは相手の好みを学習し、膨大な量の性的情報を保存・処理することになるだろう。こうしたデータを保護する枠組みはあるのか。ロボットがハッキングされたり、性犯罪者の監視装置として当局に利用される恐れはないのか。

これらの不安は臆測でしかない。セックスボットの導入が個人と社会に与える影響について、確かなことはまだ分からない。

普及が進まない限り、実証研究は難しい。だが規制などをめぐって、政治家が確かな情報に基づいて判断を下すには、疑問と早急に向き合う必要がある。

そう遠くない昔、同性への恋愛感情は恥とされた。テクノロジーと親密な関係を結ぶ「デジセクシュアル」の人々は今、かつての同性愛者と似た状況にある。いずれ彼らがマシンとの愛を堂々と口にする日が来るのか。

答えは誰にも分からないが、セックスボットが普通に売られる日は近い。そのときに備えることが大切だ。

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