「ライフ･イズ･コメディ！ピーター･セラーズの愛し方」

　…正午まで、アルバイト。

　帰宅後、DVDでｽﾃｨｰｳﾞﾝ･ﾎﾌﾟｷﾝｽ監督のアメリカ･イギリス合作の｢ライフ･イズ･コメディ！ピーター･セラーズの愛し方｣を観ました。



　☆「ライフ･イズ･コメディ！ピーター･セラーズの愛し方」(2004)監督 ｽﾃｨｰｳﾞﾝ･ﾎﾌﾟｷﾝｽ 出演 ｼﾞｪﾌﾘｰ･ﾗｯｼｭ､ｼｬｰﾘｰｽﾞ･ｾﾛﾝ､ｴﾐﾘｰ･ﾜﾄｿﾝ､ｼﾞｮﾝ･ﾘｽｺﾞｰ､ﾋﾟｰﾀｰ･ｳﾞｫｰﾝ､ﾐﾘｱﾑ･ﾏｰｺﾞﾘｰｽﾞ､ｽﾀﾝﾘｰ･ﾄｩｯﾁ､ｽﾃｨｰｳﾞﾝ･ﾌﾗｲ､ｿﾆｱ･ｱｷｰﾉ

　1950年代初頭のロンドン。人気ラジオ番組に出演する役者ピーター･セラーズは、妻アンと２人の子ども、そして両親とつましくもそれなりに幸せな日々を送っていた。
　映画界への進出を目指すピーターだったが、ハンサムでない彼にはなかなかチャンスはめぐってこない。ついに映画への出演を果たすと、天性の才能を発揮し順調にキャリアを重ね、大きな成功を手にする。
　ある時、大女優ソフィア･ローレンの相手役に選ばれたピーターは、彼女に熱を上げるようになり、家庭生活は徐々に崩壊の道を辿ることに……。


　｢ピンクの豹」のクルーゾー警部や「博士の異常な愛情」、｢チャンス」｢何かいいコトないか？仔猫ちゃん」などで知られる、怪優ピーター･セラーズの伝記映画です。

　もともとはアメリカＨＢＯで製作されたＴＶムービーですが、作品の質はかなり高い、上等です。

　…とにかく、主演のジェフリー･ラッシュの化けっぷりが凄いッ！
　惜しむらくは、彼自身がけっこう年齢が行っちゃってるので、若い頃のピーター･セラーズが若く見えない！(笑)
　ある年齢以降のセラーズを演じるジェフリー･ラッシュは、まるでピーター･セラーズの生き写しって感じです。

　ピーター･セラーズは54歳のときに心臓麻痺で亡くなっているのですが、あの老けっぷりだと70歳くらいに見えちゃうよ〜。(笑)


　セラーズにまつわる人々も、エミリー･ワトソンやシャーリーズ･セロン、ジョン･リスゴー、スタンリー･トゥッチら芸達者な人たちなので安心して見ていられました。
　特に過剰な愛情を注ぎ込む母親を演じるミリアム･マーゴリーズという女優さんが印象に残りました。

　…伝記映画としては、かなりあからさまに本人の弱点やダメなところ、嫌なところなど、ちゃんと描いていて好感が持てました。

　…実際に、相当な “ 変わり者 ” ではあったらしいですけどね。