・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
｜｜令和１年１１月５日『マイケルソン・モーリーの実験などについて』・in-kochi-atago
By, Toshihiro-Hamada(56歳）：[理学士]|
・「光速度不変（一定）の原理」はマイケルソン・モーリーの実験により確認されてる。
・ところで、マクスウェルや、その同時代の人々は、電磁気学に現れる光の速度は、ニュートンの絶対静止系で測られる速度であろうと考えた。また、電場と磁場の振動である電磁波という波動は、通常の波の場合と同様に、何らかの媒質の振動によって伝わるものだと考えられていた。それで絶対静止系にあるその媒質の事を「エーテル」と呼んだ。
・さて、マイケルソン・モーリーの実験は、エーテルに対する静止系に対して、地球が運動しているという仮定の下で行われた。そこで考えられたのは、地球の公転速度である。しかし実際には太陽も静止してはいない。銀河系の中心の周りを「220[km/S]の速度で運動している。そして銀河系もまた、自らが所属する局所銀河群という銀河集団の重心に対して運動している。で、局所銀河群もまた、より大きな銀河の大集団に重力の働きを受けて運動している。一体どこまで行けば静止系と考えられるのだろうか。
・熱い宇宙の始まりである「ビッグバン」の証拠となる、あらゆる方向から、ほとんど同じ温度でやって来る（約３K）宇宙マイクロ背景放射という電波を詳細に測定する目的で1989年に打ち上げられた人工衛星が「COBE衛星」である。この衛星はビッグバンの温度を決定し、また現在の宇宙の構造の元となった�爐罎蕕�”を発見した。
・この成果によって、計画の責任者でしたジョン・マザーとジョージ・スムートは、2006年にノーベル物理学賞を受賞している。
｜以上です。「Thank you very much.」｜｜｜
ログインしてコメントを確認・投稿する