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｜ 2019年11月4日『視点の変位による認識量の変化（特殊相対論的な視座についｔ）』 ｜ kochi-ata::By, Toshihiro-Hamada(56歳）｜[理学士]｜（C）｜
・ここでは上記「テーゼ」を意識した上で、アインシュタイン博士の「特殊相対論」の概念について説明を行ってゆきたい。
「相対性原理」：相対性原理とは、�爐△蕕罎覺契�系で同じ物理法則が成り立つ”ということです。数学的な表現を行うと、物理法則を表す式は１つの慣性系から別の慣性系への「座標変換」によって、変わらない（不変）であることを意味します。
「光速度不変」：特殊相対論の特徴的なアイデアは�犖�速度不変の原理”である。これは�爐匹里茲Δ粉契�系で測定しても真空中の光速度は一定である”という事象を示すものです。｛マイケルソン−モーレ−によって実験的な確認済｝。この光速度が有限であり、かつ不変であることが、特殊相対論とニュ−トン力学とを区分する。そしてその結果として、ニュートンが考案した「絶対時間」という概念は破られることになる。
・今２つの慣性系SとS’を想定する。S'はSに対して、ｘ軸方向に速度ｖで等速直線運動を行っている。Sを地上、S'を列車の中の座標系として考える。
・S’系で静止しているA点（x',0,0)[列車の中心]から、ｘ’軸の正・負の両方向に向かって、同時刻に光を発したとすると、列車の中で、A点から距離Lだけ離れているB点(x'+L,0,0)[列車の先端]と、C点(x'—L,0,0)[列車の後端]では、「ｔ’＝（L／C）」後に同時に光を測定する。（B点もC点もS'系で静止している。）。一方で、この現象を慣性系Sで観測すると、B点は光が到達する以前に速度ｖで光が発された地点A点から遠ざかってゆく。S系に対しては、B点は速度ｖで運動しているからである。同様にC点はA点に近づいて行くことになる。B点が光を測定する時刻ｔ(B)は、「L’＋ｖｔ(B)」＝Cｔ(B)」として求められることになる。 ∴ 「ｔ(B)＝L’／（C−ｖ）」。 他方、C点では、「ｔ（c)＝L'／（C＋ｖ）」となる。｛但し、ここで、距離Lは慣性系Sで観測すると変化してしまうのでL’とおいた。｝。
・いずれにせよ、この時、まずC点が光を受け取り、その後で、B点が光を受け取る。つまり、B点とC点に光を発信するという「出来事」を、S'系では両者が同時刻に受け取ると観測するが、S系においては異なる時刻で受け取ったとして観測する訳である。同時性という概念、あるいは「時間」という「要素」そのものが「絶対的」ではなくて「相対的」な存在であるという事象が理解されることでしょう。
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