IT／イット THE END・冴えない彼女の育て方Fine観てきたよ

■IT／イット THE END “それ”が見えたら、終わり。
原題はIT Chapter Two。原題はあっさりしたもんですね。前作から27年後、40代の大人になった『ルーザーズ』達が再びキラークラウンことペニー・ワイズと戦う話。3時間という長丁場を飽きさせず見せたというのは大したものだと思うし、子供の頃の面影を残した配役は見事だと思いましたし、唯一面影が微塵も無いジェームズ・マカヴォイにビックリしたり、といった感じなのですが。前作同様、傑作オーラは感じません。クライマックスのペニー・ワイズを追いつめるくだりはたぶん原作通りだと思うのですが、現代の基準で考えるとショボい展開だしもう一ひねり欲しかった。それにやっぱり、道化師という存在（吹き替えだったからピエロだったけど、原語ではたぶんクラウンだったはず）のホラー映画における怖さ、というのが日本人にはピンと来ないんですよね。身近で面白さ・温かみのある存在が、不気味で恐怖の対象となってしまうことへの忌避感ていうのがおそらくあるんだと思いますが、我々にとってはノーマルなクラウンからして、最初から不気味存在ですからね。で不気味ではあるのですが、恐いかというとべつに恐くは無いし……ホラー映画になってないですよね……。ホラーの次の大物はなんですかね、シャイニングの続編ですかね？

■冴えない彼女の育て方 Fine
舞台挨拶回を観てきました。登壇者は安野希世乃、茅野愛衣、赤崎千夏の3人。司会は安野希世乃という体だったので、終始ハイテンションでかぶりまくりの雑談を繰り広げていました。中でも初耳のトピックはですね、今回の劇場版では倫也の部屋にキュウベエのフィギュアがおいてあり、常にカメラ目線を向いているというもの。まったく気付かなかったよ！　もう一回観に行くべきか……？　特典小説も2冊目ゲットしたし、こういうのコンプリートしたい人の気持ちがちょっと分かってきた。