過日、初めて本に関するイベントに参加しました。
ブックトークで「本を贈る」の版元の三輪舎の中岡祐介さんとその本の執筆者の中の一人の笠井瑠美子さんとの二人ゲストのトーク。
お二人の本屋愛、本に対する愛がすごく感じられるトークでした。
一番面白かったのは、「本を贈る」の制作過程の映像でした。
初版の制作で、印刷・表紙の箔押し・製本など。
見ていて飽きない!
本は好きでいろいろ読むけど、本が作られる風景は見たことがないので。
いろんな工程があるというのと、いろんな機械があるのに驚きです。
その映像がネットで公開されていないのかなと探してみましたけど見つけられませんでした。
代わりに製本を行った加藤製本のツイッターにちょっとありました。
https://twitter.com/katoseihon/status/1055052648762634240
それと、三輪舎の「つなみ」の原書発行のタラブックスの仕事風景の映像。
このタラブックスはインドのチェンナイにあります。手仕事(手で印刷)をする会社で有名だそうです。でももちろん機械印刷もあります。
三輪舎の「つなみ」
https://3rinsha.co.jp/book/tsunami/
手作業の印刷は、プリントゴッコを思い浮かべてもらうといいとトークでおっしゃっていました。
たしかに、一枚一枚インクを塗った判を紙に押し当てていくのは似ています。
その作業風景は日本と大違いですね。
印刷したばかりの紙を床にじかに置いていたりしますし、床もちゃんと掃除されているのかという感じで。
階段の途中で作業をしている人がいたりします。
日本ではもっとキッチリ、キッチリやっていることを、ゆるい感じで行っています。
でも、そんなゆるい作業のなかで素晴らしく美しい本が出来上がっていく。
ネットで他の本ですがタラブックスの作業風景の動画があったので
https://www.youtube.com/watch?v=BrrmXnNafnc
ブックトークの会場に展示してあった、タラブックスの「夜の木」という本が美しかったですね。
大きめで、ページを開いて飾っておきたい絵本です。
我が家では飾る場所がないのが残念です。
トークの中のお題で「おふたりに、自分にとって「大切な本との出会い」にまつわるエピソードなど」というものがありました。
三輪舎の中岡祐介さんは、「一戔五厘の旗」(花森 安治 )。
『暮しの手帖』の基礎を築いた初代編集長・花森安治の思いが詰まった自選集。(暮らしの手帖HPより(
https://www.kurashi-no-techo.co.jp/books/b_1034.html
内容を読んで紹介するときに、どこも良くて、どこを読もうと悩んでいらっしゃいました。
笠井瑠美子さんは、「「本屋」は死なない」(石橋 毅史)。
現在の出版流通システムのあり方や、本を取り巻く環境の厳しさに抗うように、「意思のある本屋」でありつづけようとしている書店員・書店主たち。彼ら・彼女らの行動を追って、書店を巡りながら、“本を手渡す職業”の存在意義とは何なのかを根源的に問い直す。「本」と「本屋」の今とこれからのかたちを探る異色のルポ。(新潮社HPより)
https://www.shinchosha.co.jp/ebook/E004381/
二冊とも気になるので読みたい本リストに加えました。
このブックトークが楽しかったので、今後も何か本のイベントに参加してみようと思います。
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