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2019年10月27日01:13

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サラ・ベルナールの世界展

ミュシャを有名人にしたのはこのサラさん。
しかしどこもふんわりしたさわりくらいで説明が足りないので彼女個人を知りたくなりちょうどこの展覧会の存在を新聞で見かけた。
HPを見るとあちこち巡回してるようで今は横須賀美術館で開催中との事。
都内でも開催されるらしいが展示替えの文字を見てそんなに通えんと少し遠出してこちらへ。
ここは海がよく見える場所で晴れてたら景色ばっちりなのに少し残念。
今回使用したフリーきっぷで割引してもらい中へ入る。
彼女は20世紀の人なので絵だけでなく写真もたくさんあった。
途中に年表や交遊図なんてあって舞台の戯曲を書いてくれてる友人知人が有名人過ぎてびっくらこいた。
でも20歳の時に産んだ一人息子は賭博依存症で数ある恋人達の中から選んで結婚した唯一のダーリンは格差婚に耐えられず麻薬中毒で亡くなるという有名人不幸あるあるだよねコレ。
何回もワールドツアーしてるのも息子の借金返済の為というのも何か切ない。
それでもタフでくじけないサラさんは舞台での怪我が原因で足をのちに切断することになっても最後まで女優として生きた。
女性は強いというのを見事に体現した一生ではなかろうか。
しかしミュシャさんを抜摘したのがサラさん50歳(生年諸説あったが最近は2つ迄絞れたらしい)この頃の写真が可愛らしくてとても若く見える。
もう一人ラリックさんも抜摘して起用。
だから箱根の彼の美術館で展覧会したんだな納得。
どちらの作品もゆっくり見れて良かった。
ジスモンダのポスターはのちにアメリカツアー用に印刷し直したのが展示してあってここがあーなったのかと中々面白かった。
ラリックさんの香水瓶はキレイでいいとこに目をつけたなと上から目線(笑)
展示最後にサラさんの一生を映像説明15分を見て出た。
出入口付近にお店があって図録どうしようかなあと悩んだけど荷物になるので断念。
後は輸入物のムハさんモノもいろいろあったけどこの前渋谷で買ったしなあとチラシと展示リストでいいや。
そういえばサラさんの死後フランスにあった彼女の別荘はユダヤ人ということでナチスドイツに意図的に破壊されたそうな。
何か母国に戻って愛国者過ぎて逮捕されたムハさん(フランス語読みだとみんなの知る名前になります)と被るなあ。
いろいろ考えたり眺めたりサラ・ベルナールという女優さんをもっと取り上げて欲しいなあと思った。
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