mixiユーザー(id:24746183)
2019年10月24日22:02
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酔拳で恋も学校も上手く行く��
間に別の日記を挟みましたが、第3話、早速どうぞ(*≧∀≦*)
二「いやぁ、美味しすぎてトイレも長くなりましたよ。酔ってるし、幸せ〜。」
真昼の機嫌が良いうちに言ってしまおう。
酒「おい、真昼。今日は楽しいか？」
二「何言ってるんだい、つよしちゃん。
しゃぶしゃぶも、美女も揃って大宴会さ。」
酒「あの、実は、ひかりさんと萌さんが付き合う事になった。」
強気の「俺」は、ストレート。
二「。。。は？どいう事？？」
七「今まで私が本当に好きだったのは萌なの。
同性愛だからなかなか言えなくて。
でも酒井さんが後押ししてくれた。
だから、二階堂さんごめんなさい。
私を気にかけてくださった事は、本当に感謝しています。」
その美しい金色のロングヘアーをかきあげ、
ひかりさんは、頭を深く下げた。
二「お酒が入ってるからかなぁ。ちょっと事情が把握できないよ。ミス短大関係なしに、
俺もひかりさんが好きでした。
だから、今夜のしゃぶしゃぶは、大食いします。俺が出すから心配しないで。」
好機嫌の真昼には、ベストのタイミングで告白&2人の気持ちに、怒りは感じなかった。
一仕事終えた。
。。。って事は。
二「しゃぶしゃぶ食べたら、ナンパに行くぞ。
こう見えて俺も精神的ショックだからな。」
フラれた瞬間に、もう次のターゲットを狙いに行く。ハイパーポジティブ・二階堂真昼。
七「酒井さん、二階堂さん。何かとありがとうございました。そして申し訳ありません。」
酒「いいですよ、気にしないで。2人はもう恋人です。しゃぶしゃぶ食べきってしまいましょう」
ナンパかぁ。本当に切り替えが早いんだな。
女性経験ゼロだから、焦ってるのかな。
全員「ごちそうさまでした
」
酒「さぁ、恋人同士、二次会でも開いてくださいね。「俺」は真昼のナンパに付き合わないといけないので。」
二「ここは、俺が出させてよ。バイトの給料が入ったばかりなんだ。そのかわり、何かあった時はよろしく。」
お会計を済ませ、ここで解散した。
酒「交際出来て良かったね。真昼にはしっかり者の彼女が必ずできるから。ナンパに付き合うから。」
二「なぁ、つよしちゃん。」
酒「何？」
二「俺はこのままでは終わらないぞ。
今回の恋は、深かったんだ。あれでも我慢してたんだからな？泣くのを。」
さすがに真昼でも凹む事はあるようだ。
酒「分かったよ。「俺」がナンパに付き合うよ。だから元気を出しなさい。」
二「ナンパからの恋か。。なんか虚しいものがあるな。まぁ、気晴らしにいいか。」
紹介が遅くなったが、舞台は福岡の博多だ。
天神。福岡では大都会の一つ。
そこでは毎日のようにナンパが行われており、
出会いも別れもごちゃ混ぜに存在している。
酒「ひかりさんと萌さん、無事に帰ったかな？」
二「大丈夫だろ。もう俺に未練はない。」
酒「おいおい、かと言って明日から急にシカトとか、なしな？」
二「そこは分かってるよ。これでも一応成人なんだよ。」
天神で美女2人組みを探しまくる「俺」ら。
ここで僕がアルコールが抜ける。はやっ。
シラフの僕にはナンパなんて出来ない。
酒「ね、ねぇ、もう今日は帰らない？
明日早いしさ。」
二「明日は土曜日だぜ？学校休みだろ？
またビール飲めばいいじゃねぇかよ。」
今の体調では、ビールを受け付けない。
肝臓がかなりお疲れだ。
酒「いやぁ、もうしんどいよ。飲みすぎた。
女の子もいないしさぁ。」
二日酔いの前の段階が、僕を襲っていた。
明日がやばい。1日動けない。
二「なら、中洲ならどうだ？夜のお店がたくさんあるぞ。ナンパはあきらめる。どうよ？」
だから、飲みすぎて体がキツイんだってば。
酒「僕は風俗的なお店には行ったことがないんだ。お金がないのもだけど、お金で他人と深夜に絡みたくない。」
二「どんなこだわりだよ。。おっ、美女2人発見。派手だねぇ。ギャルだねぇ。行きますか。」
真昼の切り替えができるのであれば、ナンパを手伝う。めちゃくちゃしんどいけど。
僕は声もかけ慣れてないのに、どうするんだよ。
二「こんばんは。今カワイイ子とカラオケに行くというミッションを行なっています。
ここに座ってたから、歩けるよね。」
酒「こ、こんばんは。あの。。その。。」
女A「何この人、キョドッてない？
声かけるなら、もっと自信を持てよな。」
見知らぬ女性に説教を食らう。帰りたい。
エ「まぁまぁそう言わずに、カラオケおごるし、多い方が楽しいじゃん？別に変な事する訳ないし。俺のリスクが高まるだけじゃん。」
女B「おごるのは当然じゃない？相手するんだからさ。本当に何かあったら警察呼ぶからな。」
エ「構いませんよ。カラオケを純粋に楽しみましょう。」
4人で天神のカラオケボックスへ
二「お二方、そういえばお名前を聞いてなかった。なんていうお名前ですか？」
理「理乃。りのだよ。隣の子が瞳。ひとみね。」
二「ちなみに俺らは、真昼と剛。まひるとつよしね。好きに呼んでね。さぁ、歌いたい曲ガンガン入れましょう
」
酒「き、緊張して歌えないよ。」
瞳「さっきからキョドッてばかりで楽しくないよ。真昼が突き抜けて明るい分、余計に目立つ。」
ならば飲まねばなるまい。神のビールを。
酒「あ、あのお酒頼みます。3人は何飲む？」
全員「とりあえずビール
」
二「さぁさぁ思いっきり歌って、スッキリしよう
」
ビール到着。
全員「出会いにカンパーイ
」
ジョッキのビールをすぐさま飲み干す。
理「剛くん、早くない？もう2杯目？」
酒「お酒が僕のお守りなんです。
最強になれる気がして。。」
その後も、ガンガンビールを頼む。
お腹が熱くなってきた。ほろ酔い。
はい来た、無敵モードへ突入。
酒「ほらほら、お酒頼むよ？何がいい？」
瞳「まだ飲み干してないよ。剛くんが早すぎるのよ。」
酒「そうかい？今夜の「俺」は、カラオケで爆発だ
」
二「爆発したいのは俺なんだけど。」
酒「はいはい、意外なところでアユを歌うよ
男女関係なしだよ
」
理「ウチちょっとトイレ行ってくる。」
理乃さん、なんかソワソワしているなぁ。
後をつけよう。「俺」だからできる事。
ぬぬ、スマホをいじり出したな。
電話してる。
瞳「はい。今日も成功です。
後でいらっしゃるんですよね？適当に盛り上げておきます。部屋番は、109号室です。」
ん？
誰を誘ったんだ？今日も成功？
もしや悪質なナンパ商法？
真昼にコトを伝えなければ。
あっ、こっちに来た。「俺」も部屋に戻ろう。
二「2人揃ってトイレかよ。何もしてないよね？」
理「あぁ、剛くんもトイレ行ってたんだね。
気づかなかった。」
助かった。
バレてない。
しかしこの件は、どうにかして真昼に伝えなければならない。
瞳「中島美嘉のオリオンを歌いまーす。」
酒「あ、「俺」が大好きな歌だ。イェーイ
」
すぐさま極秘ラインで、真昼にトイレに行ってもらうことに。「俺」もついていく。
二「いやぁ、飲むとトイレが近くなるね。ちょっと行ってくる。」
酒「そうだね。「俺」も行ってくる。トイレが近いわ。」
真昼とトイレに行く。
二「ありがとね、つよしちゃん。カワイイ子2人とカラオケに来れたよ。瞳ちゃんはアユ。理乃は安室ちゃん。最強の歌姫タッグだよね。」
酒「そうだね。でも一つ気になることがあるんだ。
二「どうした、つよしちゃん？気になる娘でも見つけたか？」
酒「いや、さっき理乃ちゃんがトイレに行った時、スマホで誰かと話してた。
今日もうまく行ったとか、あとから人が来るとか。なんかハニートラップの香りがしない？」
二「そうかぁ。ま、新しい来客を待とうじゃないの。仲良くしよう。」
酒「そんな簡単なノリじゃなかったよ。絶対怖い人来るって。今のうちに引き上げよう。」
二「俺らが誘っておいて去ったら、男気下がるじゃん。」
酒「男気とか行ってる場合じゃないよ？
さすがの「俺」でも、やや不安だな。
まぁ、「俺」には酔拳があるけどね。」
二「酔拳モードのつよしちゃんは無敵だからね。一応出口側に座っていよう。すぐ部屋を出られるように。」
この選択で良いのだろうか。ガチの人が来たら、どうするんだよ。
真昼のせいにしてやろう。
酒「はい、トイレより戻りました。歌ってる？
というか、何時まで歌う？」
理「午前四時までだよ。せっかくだから、歌い切るんだ
」
二「理乃さん、スタミナあるねぇ。俺ら無責任だけど、先に帰っていい？」
瞳「そ、それは困るわ。最後まで歌い切ろう。」
やっぱり誰か来るんだ。
「俺」は体力温存のため、歌うのを控えた。
「俺」はやっぱりストレート。
酒「瞳ちゃん。そんなに遅くまで歌って、
誰か来るの？」
瞳「いや、来ないんだけど、時間がもったいないから歌う。」
怪しい。
二「せっかくだから、四時まで歌いますか。」
乗っかるのかよ、真昼。
怖くないのかよ。
「俺」は、酔いながらもソワソワしていた。
。。。。みんなそれぞれ得意な曲を歌う。
ここで「俺」は、少ししんどかったけど、
追加のビールで、満腹感が麻痺した。
理乃さんが、浜崎あゆみのブルーバードを歌い終えた時、109号室の扉がゆっくりと開いた。
？「理乃のブルーバードは癒されるよなぁ。
あ、自己紹介ね。
北山陽炎（きたやま・かげろう）って言いますね。通称キッカー。よろしくね。」
酒「で、ご用件は何でしょう？」
北「あぁ、その件、その件。
そこの美人さんの義理の兄なのよね。
もしかして、ナンパした？」
二「はい。とても可愛かったので、お声をかけました。」
ある意味無敵、二階堂真昼。
瞳「ウチさぁ、キッカーの妹なの。
北川瞳って言うの。で、私達は理乃と2人で付き合ってるのよ。」
うっそーーーーーん
1日に二回、同性愛者の方にお世話になったーーーーっ
酒「で、ですね？妹さんをナンパしたのは謝ります。可愛い妹に、怪しい男2人が寄り付くなんてね。あ、理乃さんにも謝罪します。」
北「謝るのはありがたいんだけど、君たち学生？お金無いの？」
酒「はい。カラオケや居酒屋が限界です。」
北「キッカー、参ったな。妹に声をかけた男には、今まで罰を与えていたからね。
お金がないから示談も出来ない。
死ぬなんて、こんな時代、なんの償いにもならない。」
話をすり替えよう。
酒「話の途中にすみません。キッカーさんはモテそうですけど、彼女の方は。。。？」
北「キッカーの恋愛遍歴を聞いて何か楽しいわけ？」
逆効果か？
二「気になります。人生の教訓にします。」
北「教訓ねぇ。キッカーはフリーだよ。
もちろん過去には大恋愛もしたけどさ、
結婚までこぎつけなかった。
それ以来。ずっとフリー。自由が1番さ。
さてと。無駄話は終わりにして、お二人にはどんな罰を与えようかねぇ。」
酒「せっかくですから、キッカーさんと瞳さんと理乃さんのためになる事がいいんじゃないですか？罰と言うよりは協力という形になりますが。」
二「そうそう、それがいいですよ、キッカーさん。何かありませんか？」
北「そうか。。今まで罰を受けてきた人達の中で、1番の安全策を持ち込んできたね。
そうだなぁ。ハニートラップできそうな娘を、
2人、連れて来ない？こちとらハニートラップで商売してるようなもんだからね。」
ニ「わっかりました。2人ですね？
おい、つよしちゃん、頑張ろうよ。
アルコールモードのつよしちゃんなら、
行けるって。」
ある程度「俺」をキープ出来てるから、
不可能ではないかも。
酒「分かりました、キッカーさん。ハニトラに協力してくださるコ達を探します。
ここが朝方四時までなんで、急いで探します。」
北「うーん。悪くない条件だね。みんなでここで待機してるよ。行ってらっしゃい。」
「俺」と真昼は、ハニートラップ娘を探すことになった。魂を賭けてゲットするしかない。
カラオケボックスを出て、天神の界隈を練り歩く。
ニ「俺ら、これで解放されてるかなぁ。」
酒「あぁ。キッカーを信じよう。酔いが醒めるまで、ひたすら声かける。」
それから何時間漂ったか。シカト、ディスり、
様々な衝撃が、「俺」らを襲った。
声をかけ続ければ、慣れたもんで、拒否られる恐怖には打ち勝てるようになってた。
ニ「さぁ、仕掛けますぜ。。こんばんは、二階堂といます。これからカラオケでも行きませんか？」
女「もう時間が時間だから、帰ります。」
ナンパかぁ。心身すり減るな。
メンタルが試される、ダメ男の挑戦。
そこで奇跡的に見つける、美女2人。
なんと表そうか。
1人は鈴木奈々。妹系。女A。さらなる1人は、
吉岡里帆、清純派。女B。
行くしかない。
酒「お忙しいところすみません。次なにしようかと考えてました？」
Ａ「何ですか？ナンパですか？ご勘弁をしてください。」
酒「口調が丁寧だ。なかなかいませんよ、こんな方々は。これからカラオケに行くんです。
僕らは寂しいので、たくさんの方々と歌いたいんです。おごりますので。」
ニ「博多の夜はこれからですよね。一生に一度の思い出を作りましょう
」
ノリで、ナンパ成功。
ここからのコミュニケーションが大事なんですけど。
キッカーにあとは任せよう。
連れて行けば、僕らを解放してくれるでしょう。
世間話で距離を稼ぐ、僕に戻りがちな酒井です。女性陣の名前を、改めて聞く。
酒「2人とも、お名前を伺って良いですか？
「俺」は、酒井剛。ツヨシと呼んでください。
もう1人が二階堂真昼。真昼と呼んでください。」
A「私はセツナと言います。決して人生が切ないわけではなくて、親のフィーリングで名付けられたようです。」
B「私はサトミです。石原さとみを意識しているわけではありません。よろしくお願いします。」
あとは彼女らを、キッカーに引き継ぐだけ。
酒「自己紹介ありがとうございます。
友人が待っているので、カラオケに行きましょう。」
。。。
北「はじめまして、お二人さん。
キッカーと言います。よくこちらへいらっしゃいましたね。とりあえずは歌いましょうか。
飲み物はアルコールでも良いですよ。
いかがですか？」
セ「。。じゃあ生ビールをいただきます。」
サ「私はカルーアミルクを一つ。」
飲み慣れてる。いきなりカルーアミルクかよ。
「俺」は、テンションを無理矢理上げるために、安室奈美恵の初期のアップテンポを歌う。
真昼はお酒とキッカーに集中。
一度ピークの体調不良を越えれば、何杯でも飲める。明日の二日酔いは眼中にない。
キッカーがトイレに。すかさず「俺」も後を追う。
酒「キッカーさん。どうですか、あの2人？なかなかの成功度だと思いますが？」
北「うん。やるね、君たち。君たちの仕事はここまでだよ。ナンパの件、許してあげるよ。」
酒「ありがとうございます
お役に立てて光栄です。ところで、あの美女2人は、何に使うんですか？」
北「君たちに仕掛けたように、ハニートラップで、後から大金を頂くんだよ。
ここだけの話、僕は裏社会と繋がってる。
君たちに危害は加えないよ。
条件が良いから、女の子は二つ返事で了解してくれるのさ。
今回は本当に例外のサービス。
ハニートラップ候補を探し出して、示談をチャラにするなんて、今までの男にいなかったよ。
だからもう、瞳と理乃とは遊ばないでね。」
酒「了解です。本当にありがとうございます。って事は、もう「俺」らの仕事は終わったから、帰ってもいいんですかね？」
北「うん。そうだね。ナンパだけでもエネルギー使うからね。ご苦労様。新しく声をかけたあの2人は、僕が上手いこと引き入れるよ。
真昼くんだっけ？彼と君は解放された。
帰っていいよ？」
終わった。ハンパなく疲れた。
エネルギーの無さを、お酒でごまかす。
トイレから戻る、キッカーと「俺」。
セ「セツナ、スピード歌います
ホワイトラブ」
ニ「おぉ、神レベルの懐かしさ。好きな歌だよ
」
解放はされたが、まだここにいたい様子の真昼。心底楽しんでやがる。
同じカラオケの部屋内で、真昼にラインをかます。
酒「（ライン）「俺」たち、解放されたよ。帰っていいって。」
ラインで真昼にシークレットアタック。
ニ「（ライン）まじかよ。本当に楽しくなってきたのに。帰るの？」
酒「（ライン）危険に巻き込まれないうちに帰ろう。あとで詳しく話すから。」
重い腰をあげる真昼。
ニ「せっかく楽しくなってきたけど、時間が遅いので帰ります。学校の課題がまだ終わってないので。」
セ「せっかく盛り上がってきたのに、残念ね。課題ってそんなにあるの？」
酒「鬼のように課題が襲ってきます。たくさん。だから、みんな寝不足なんですよ。今日は楽しかったです。ありがとうございました。
失礼します。」
セツナとサトミは、うまくハニートラップを仕掛けられるだろうか。
「俺」たちは、キッカーに繋げただけ。
普段の僕ならビビってパニックになるところだったけど、お酒に救われる。
真昼はお酒関係なく、前向きでハイテンション。
そんな真昼がうらやましかったりする。
カラオケを後にして、無謀にも徒歩で帰宅。
もう明け方。タクシーも通らない。
ひかりさんと萌さんは、うまく行っているだろうか。
カラオケを出て、ふと2人のことが気になった。
でもこんな時間にラインするのもマナー違反。
山積みの短大の課題は、「俺」モードで間に合わす。普通逆だと思われますが、飲んだら眠気が飛ぶのです。
なんでもできる気になってくる。
お酒の力を借りないで、この状態をキープ出来ればなぁ。
飲むとケンカまで強くなる。
まさに酔拳。トリッキーな動きで相手を翻弄する。真昼はそれを、才能と呼んだ。
ニ「もうこの際、明け方だから、K公園で、ナンパしようよ。この時間帯にあの公園にいるのは、ただの時間つぶし。そこに攻め込もうぜ。」
真昼はとにかく女性への興味が強烈だった。
そういう年代なのだろうか。
「俺」にはあまり無い感覚だった。
人並みに異性には興味があるけれど、
真昼にはかなわなかった。
真昼はハニートラップに懲りて無い。
まだ行こうとする。
さすがの真昼でも、風俗だけはNGだそうだ。
そんなこんな言ってる時、ついに飲酒モードが途切れて、僕に戻る。
酒「真昼、僕お酒が抜けたよ。ナンパなんて出来やしない。怖いよ。」
ニ「つよしちゃんは、横にいるだけでいいよ。
2対2ぐらいが丁度いいんだよ。だから、何も話さなくていい。そばにいてよ。」
真昼のナンパ・IN・K公園。
本当に僕は横にいることしか出来なかった。
ターゲットは真昼の好みの子たち。
逆にここでハニートラップを食らわされたら、もう終わりだ。
キッカーのハニートラップガールズがいるかも知れない。
せっかく許してもらったのに、次はもう無いだろう。
リスクだらけの鬼ナンパ。
正直、僕は歩いてでも自宅に帰りたい。
真昼は失恋の傷も癒すために、ナンパで出会う気マンマンだ。
他にも男性陣がいる。
サバイバルだ。
だから、僕らはキッカーの存在も確かめながら声をかけた。
もう明け方の四時。
セツナとサトミはトラップガールになったのだろうか。
急な展開に、僕らを恨んで無いだろうか。
それでも続ける真昼のナンパ。
ひかりさんが忘れられないのだろう。
しかし、そのナンパ行為で、気まずくなる出来事が起こる。
ひかりさんと、萌さんとのまさかの再会。
彼女たちは、ナンパを待つ必要性はないはず。
なのに、K公園にいたのだ。
何目的？
僕らもシカトするわけにはいかないので、
礼儀として声をかける。
二「ひかりさん、萌さん、お疲れ様です。
なんでK公園に？解散したのに。」
ひ「あら、剛くんに真昼くん。偶然が重なりすぎてるね。あれから私たちは、カラオケに行って、夜のフリータイムを楽しんだの。
この公園にいるのは、偶然ね。帰る足がないから。」
酒「ぼ、僕らもカラオケでフリータイムを楽しんでました。気づいたら朝方でした。」
萌「よっぽと縁があったのね。この確率で再会するなんて。私たちはもう付き合ってるのになんでだろう。」
二「何かしらの縁でしょう。せっかく再会できたので、この公園で語りますか。」
ひ「私達ね。カラオケ行ってたの。だからこんな時間になっちゃった。」
二「俺らもですよ。そこでも同性愛のカップルと出会いました。1日に2回は珍しいですよね。
偏見はないですけど。仲良くして欲しいです。」
明け方独特のテンションで語る僕ら。
お酒の力を借りることはもうなさそうだ。
真昼にトークの全てをたくす。
4人でK公園でのまさかのトーク。
真昼はもう、ひかりさんの事は切り替えたみたいだ。すごい。そのメンタルが僕にも欲しい。
真昼が禁断の質問を解き放つ。
二「ひかりさんと萌さんは、ハニートラップって知ってますか？」
一瞬静まる空気。
なぜそんな質問が出来るんだ、真昼よ。
してなんの意味がある？
萌「内容は聞いたことあるよ。実際に私たちはした事無いけどね。女の子の方が、何かと有利なのかなぁ。」
七「私はしようとは思わない。トラップだもの。騙すなんて私には出来ない。」
真昼が惚れた女性は、心も綺麗な女の子だった。良かったね、真昼。
二「そっかぁ。ハニートラップは危険なだけ、報酬もデカイらしいですよ。社会は怖いなぁ。」
？「はい、そこの4人。こんな時間に語ってるの？それ以上の事はしないの？K公園は、俺らの縄張りなんだけど。」
謎の男性集団が僕らに声をかけてきた。
一体何の声かけなのか？
僕には怖くてたまらなかった。
そんなこんなで、�い愨海�ます。
ご愛読ありがとうございました
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