mixiユーザー(id:4867190)

2019年10月18日23:49

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【本の感想】夜行(ネタバレ混み)

森見登美彦の夜行読みました。
この人っぽくないけどすごく引かれる話。

表と裏のパラレルワールドがあって、登場人物が行ったり来たりしてるのはなんとなくすぐわかるんだけど、
自分が行ったのかそれとも目の前の人が行ったのかわからない。
そもそも今が表なのか裏なのかわからないまま話が進んでいく。。。
最後まで明確な答えが出ないまま物語も完結。

いくつか考察読むと曙光と夜行の二つの世界があって片方が現実で片方が理想とか書いてあったりするけど、
自分なりの考察では現実と夜行と曙光の3つあるのかなと。

夜行の世界の話はいきなり人が消えたり、時間や空間が飛んだりするので死後・零的な世界。
曙光の世界は夜行の世界の人にとっての理想郷って考えるとある程度辻褄あうかなぁと。

大体の話は現実と夜行を行き来して、第一夜は現実に戻ってこれて、第二夜は死んでるんで夜行に飲まれ、三夜のラストがわからない、四夜は夜行に飲まれる。
曙光は第5夜の後半少しだけで、ラストは現実に戻る。

なのかなと。
読んだ人の数だけ答えが出そうな曖昧で不気味な話でした。
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