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2019年10月14日11:55

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空の青さを知る人よ・クロール観てきたよ

■空の青さを知る人よ
合わなかった〜。つまんなかったです。期待してたのにさぁ。主人公は太眉三白眼で口の悪い少女、あおい。両親を亡くし、年の離れた姉、あかねと二人で生きている。あかねにはその昔、一緒に東京に出ようと約束した少年シンノスケがいたが、親を亡くした直後だったためあおいと地元に残ることを選択。月日は流れ、なぜか突然、シンノスケが若き日の姿で現れた……みたいな話なのですが。なんというかですね、主人公のあおいにちっとも感情移入できないんですよねー。一見、自分勝手でわがままに見えるんですが……いつまで経ってもそのまんま……ぜんぜん可愛く見えないんですよね(おっさん視点でさえも!)。岡田麿里的には、女ってわがまま勝手な生き物よて言いたいのかも知れませんが、それで魅力的に描けなかったらただの失敗じゃあないですか。若き日のシンノスケ=シンノも、離れから出られないって設定のせいで全然出番ないし。現代のシンノスケの鬱屈した心の現れで、結界を出るのが殻を破ることの暗示だってのは、そりゃあ分かりますよ。分かりますが、若い少年が狭い部屋の中でなんもせずにウダウダ喋ってるだけって画じゃ駄目だろって、分かりますよね? 舞台演劇じゃ無いんだからさ。外に出た後の自由さと対象にしたつもりなんでしょうけど、わけわかんないし失敗だったと思えます。もう一度観たいとは到底思えない。ここさけは大好きになったのになあ。残念です。

■クロール ―凶暴領域―
舞台はフロリダ。大学生の水泳選手ケイリーは、ハリケーンの迫る中、連絡の取れない父親を訪ねる。どうやら床下で作業をしているらしいと見当を付けたが、なぜか脚や肩に重傷を負っている父親を発見。意識を失っている彼を必死で引き上げようとする中、突然鰐に襲われ……という話。全編のほぼ7割が、密室の中でいかに鰐から逃げるか、という脱出劇になってました。なので息苦しい。外に出た、と思ったらまだ家の中に引き戻され……といった展開なので、閉塞感が強すぎるのがマイナス点かなあ。簡単に倒せない、逃げるしかない驚異という描写には納得できるんですけども。ハリケーンが通過中の話なので、その密室も時間と共に水位が上がりより危険度を増していくという過酷な状況です。鰐の描写にはほぼ満足なのですが、主人公が(確か)2回鰐に噛まれているのにピンピンしているのと(一回噛まれたら終わりだよ普通……)、四方八方から鰐に襲われたモブキャラが、鰐に触れられたと同時にバラバラになって四散するのはどうかと思いました。安っぽいよ……。もっと、ガブッてやってグイッてやって引きちぎらないと嘘でしょう? もうちょっと尻尾が活躍するかと思いましたが、中盤で水没してしまうので尻尾の出番はなくなってしまいました。爬虫類好きなら、是非。

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