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2019年09月30日16:20

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インド経済が減速^^;

「世界最速成長」揺らぐインド 頼みの消費が減速
編集委員 小柳建彦
2019/9/29 11:00

「世界最速で経済成長する大国」というインドの看板が揺らいでいる。4〜6月期の国内総生産(GDP)成長率は前年同期比5.0%。1〜3月期の同5.8%に続く6%台割れとなった。ライバル視する中国を下回る水準だ。消費頼みの成長にブレーキがかかった格好。経済の構造転換の遅れを指摘する声が政府内からも漏れ始めている。

「消費者は一袋5ルピーのビスケットの購入にさえ慎重になっている。経済に深刻な問題があるのではないか」。大手食品メーカー、ブリタニア・インダストリーズのヴァルン・ベリー社長は8月、減益だった4〜6月期決算の説明会でインドの消費の異変に警鐘をならした。

インド経済はこの10年、消費をエンジンに平均7%強の高成長を達成した。ところが、今年4〜6月期の民間消費の伸びは前年比3.1%。直近のピークだった昨年7〜9月期の9.8%増から低下基調に入っている。内需の減速は鮮明だ。

雇用環境が厳しさを増し、肝心の家計に十分お金が行き渡っていない。格付け大手CRISILの調べでは労働人口の半分弱を占める農家の平均世帯収入の伸びは18年までの5年間平均3.6%に対し、18年はゼロ。上場企業750社の社員1人当たり人件費の伸びも昨年前半までの前年比2ケタ増から、今年1〜3月は5%強にまで鈍った。

CRISILのチーフエコノミスト、ダルマキルティ・ジョシ氏は「消費者はここ数年、所得が伸びないなかで貯蓄の取り崩しと借金とで消費を増やした。ところが、所得低迷によって先行き不安が高まり、借金返済と貯蓄を優先し、消費を削らざるをえなくなった」と指摘する。

信用収縮も深刻だ。9月になってインフラ融資の大手ノンバンクが破綻。すぐに住宅ローンや自動車ローンなど消費者向けを含むノンバンク全体に対する銀行や投資家の資金供給が急収縮した。

貸し渋りと家計の悪化で、自動車販売は歴史的な減少にあえぐ。さらに自動車の不振が鉄鋼や石化製品など川上産業にも波及。販売店など関連産業を含め100万人ともいわれる失職者を出して経済全体を押し下げいる。

ただ、消費頼みの成長を急に企業主導型に変えるのは容易でない。インドも90年代と00年代は投資(固定資本形成)の対GDP比率を20%台前半から40%前後まで上昇させ、平均6%程度の成長を実現した。ところが、近年の投資比率は30%前後に逆戻り。代わってレバレッジによる消費拡大で高成長を維持したが、限界にきた可能性がある。

内閣首席経済顧問のサンジーブ・サンヤル氏は戦後の西欧、日本、中国を例に「10%前後の高成長を実現する唯一の成長モデルは投資主導型。インドもGDPの4割超まで投資の割合を上げる必要がある」と話す。

インドが民間投資を本格的に拡大するには、非合理な規制や許認可手続きの整理、契約の円滑な履行、輸出企業の育成、物流インフラ整備など、抜本的な改革が必要だ。

だが、長年課題とされる土地と労働の制度改革は先送りが続く。国有銀行の民営化も未着手のまま。民間企業の活動が拡大しないと、労働人口の45%が低生産性・低成長の農業部門に貼り付いたままの状況を打開できず、経済全体の生産性は上がらない。

8月下旬、政府の経済諮問委員会メンバーの経済学者、シャミカ・ラビ氏が「(今のインドは)構造的な経済減速。全省庁が弥縫(びほう)策ではなく、抜本改革に取り組むことが緊急課題」と改革の生ぬるさに警鐘を鳴らした。

人口13億人超のインドが中国の後を継いで世界最大の成長エンジンになるという広く信じられてきたシナリオはかなり怪しくなってきた。

5月に発足した第2次モディ政権は2024年度までにGDPを5兆ドルに拡大する公約を掲げたが、早くも正念場を迎えている。焦った政府は8月下旬から毎週のように経済対策を繰り出しているが、中身は法人減税やノンバンクの資本増強など、抜本改革とは呼べない内容だ。改革の実行力とスピードを世界の企業・投資家が注視している。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50071170Q9A920C1I00000/
>ただ、消費頼みの成長を急に企業主導型に変えるのは容易でない。

インドは人口も多く土地も広いのでインフラを簡単には充実できません。

貸し出しを伸ばしてきた大手ノンバンクでも債務不履行が発生し、信用収縮(クレジットクランチ)が拡大しています。
おかげで、6月6日の金融政策決定会合では、5.75%と9年ぶりに金利を下げても市中に金が上手く回っていません^^;

2016年の高額紙幣の廃止によるブラックマネーの撲滅や、2017年の物品・サービス税(GST)導入による企業会計税務の明確化など、政府は対策を打ってきましたが、効果が現れるのには時間が必要です。

低所得者層への税の減免、農民層に対する補助の拡大などの消費刺激策は効果があるでしょうが、如何せんインドは巨大です^^;

小回りの利くバングラディシュは、消費よりも投資に力を入れており、国土も約15万㎢と日本(約37万㎢)よりも小さいので、産業特区を作りやすいです。
何とか世界経済のけん引役になって欲しいですw

バングラデシュ首相「2041年に先進国入り目指す」
2019/5/30 12:00
今後、さらなる経済成長に向け外資誘致を強化していく考えを示した。現在、設置を進めている100の経済特区について「日本向けにも専用の区画を設けている」と日本の投資にも期待をにじませた。(抜粋)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45448630Q9A530C1000000/
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