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2019年09月27日21:18

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貴ノ富士・・・

 大相撲秋場所前に発覚した十両貴ノ富士の付け人への暴力問題、
 昨日の相撲協会の理事会で、貴ノ富士に自主引退を促すことを決議しましたが、
 貴ノ富士は今日弁護士立ち合いで記者会見を開き、
 自分の行為を反省し、謝罪する旨の発言をしましたが、
 その上で、「今回の処分はあまりに重く、受け入れられません」と
 処分への難色を示し、
 「本件の暴行という愚かな行いを反省し、自らの身を戒め、土俵に戻って、
  相撲道に精進したいと思っています」と頭を下げたと報じられています。
 また、同席の弁護士も
 「懲戒解雇を視野に入れた厳罰処分であり、暴行の対応などを踏まえると、
  社会的に不相当なものです」と説明し、
 「今後については法的視点を含めて、本件処分の不当性を訴えてまいります」と
 弁護士は協会に対して法的手段に出ることを示唆したとの事です。

 貴ノ富士、貴源治兄弟については、何度か書いて来ましたが、
 栃木県小山市出身の双子の力士です。
 体格にも恵まれ、柔軟性もあって、相撲も上手いと思っていて、応援しています。
 貴ノ富士は「貴公俊」のしこ名だった昨年3月場所中に、
 付け人に暴力を振るい「出場停止1場所」の懲戒処分を受け、
 幕下に陥落しましたが、今年の夏場所に幕下で優勝し、
 先場所から十両に復帰していました。

 この問題について、先ほどからスポーツ紙の記事を幾つか読んでいました。
 「スポーツニッポン」では、
 貴ノ富士は稽古熱心で弟弟子にも積極的に指導を行っていた事から、
 千賀ノ浦部屋の若い衆が貴ノ富士に対する処分の軽減を
 熱望しているとの記事もありました。
 また、「日刊ゲンダイ」では、
 物覚えが悪いと判断した新弟子3人にそれぞれ、
 「ニワトリ」「ヒヨコ」「地鶏」とあだ名をつけ、
 「おいニワトリ」と呼ばれた新弟子が「はい」と答えるや、
 「はいじゃない。コケと言え」と迫る嫌がらせをし、
 弟の貴源治も似たような指導をしていて、
 「兄弟そろってロクデナシだ。」と書いてありました。

 問題となった暴行事件は、
 付け人の新弟子が挨拶をしないまま自分より先に風呂に入ったことに立腹して、
 風呂から上がった際に拳で殴打し、新弟子は頭にこぶができ、
 数日間痛みが残ったとの事ですが、
 殴ったのも、バスタオルを巻いた拳だったとの話もあります。

 貴ノ富士の代理人弁護士は相撲協会に「要望書」、スポーツ庁に「上申書」を提出し、
 寛大な処分を求めているとの事です。
 今日の記者会見に弁護士が同席した事も含めて、
 やけに手回しが良いなぁとの印象があります。
 問題発覚後、秋場所が行われている間に、
 このような要望をする事を考えたのでしょうか?
 22歳の若者が考えた事ではないような印象を持っています。

 スポニチには、
 一方、協会の理事経験者は最近の力士の指導の難しさを明かしたとありました。
 「相撲は気を抜くと大ケガにつながる。気の緩みからからくるケガを防ぐためにも、
  厳しい稽古や普段からのきちんとした生活態度は重要。
  耳の痛いことを言われると最近の子はすぐにそっぽを向く」と話していたとの事です。

 僕は、最初に暴行事件を起こしたとのニュースを聞いた時に、
 2回目では、引退も止むを得ないかなと感じました。
 22歳の若さとは言え、既に成人になっていますから、
 自分の行為に対しては、キチンと責任を持つべきだとも思いました。

 しかしながら、一方で相撲は格闘技ですから、ある程度の気性の荒さがないと、
 出来ないものである事も間違いないような気がします。
 さらに、相撲界の暴力問題が指摘される以前は、
 もっと酷い事が日常茶飯事であった事から、まだその残滓があり、
 貴ノ富士もそのような環境で育って来たのではないかと思いました。
 22歳の若さもあり、今回の暴行の程度からすれば、
 もう一度チャンスを与えても良いような気もしました。

 思わぬ抵抗に遭って、相撲協会は懲戒解雇に至るかも知れませんが、
 それで収まらないような感じもします。
 しばらく注目していようと思っています。

 なお、明日も所用により、日記等は休ませて頂きます。
 お含みおき下さい。


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