mixiユーザー(id:6248858)

2019年09月25日17:27

72 view

聖書を一番買う人

ダンナさんはアガサ・クリスティが好きで、先日録画したポワロのABCが何とかというのを一緒に見てたんですが、「ちょ、ちょ、ちょっと待って!」と叫んでしまいました。
ポワロの向かいの部屋に住んでる女性に、「ファシスト連合のバッヂをつけて私に会うんですか!?」とポワロがイヤミを言う、そのファシスト連合のバッヂ!
マンソンさまのに似てる!?

英国ファシスト連合は、1932〜1940年にあった政党です。
党旗は、赤い旗の中心に、白い円形に閃光を書いたもの。「結束の中の行動」を表してるんだそーで。
マンソンさまのは、先端が「↓」になってるんだけど、ほとんど同じです。

マリリン・マンソンの「Antichrist Superstar(アンチクライスト・スーパースター)」は、1997年に発売された2枚目のアルバム『Antichrist Superstar』の中の1曲。
アルバムにはそのマークがプリントされてます。

初めはこの曲、「Apple of Sodom」みたいに静かでおとなしい感じの曲で、96年に出たオフィシャル・ビデオは、暗くてちょっと湿気ったものです。

しかし、ステージではそうではない曲になっています。明るく元気のよい(?)ヴォーカルでほこらしげに歌い、ドラムが前にでた曲調。
そして、衣装を赤いYシャツ、黒いスーツにネクタイに替え、お立ち台に登り、おもむろに両手を振り上げ、後ろには巨大なあのマークが描かれた旗が飾られ、ほかのメンバーには鉄かぶとをかぶせ、お客は熱狂的な雄叫びで迎えます。
はい。ナチスですね。
このステージをビデオにして、こちらの方が人気があるようです。

ちなみに、この曲をやる時、マンソンさまはお立ち台に聖書を用意してるんですよね。
歌ってる途中で、ページをちぎり、まき散らし、最後には客席に投げ込む。
この「Antichrist Superstar」は今でも必ずやる曲ですから、マンソンさま、一体何冊の聖書を買うのか…?

これによって、キリスト教の信者からは相当叩かれているらしいです。
この曲自体も、ナチスを思わせる演出ですし。
あ、歌詞の内容は、別にナチスを思わせるモノではありません――っていうか、英語むつかしくて私にはようワカラナイ。

でも、マンソンさまは無神論者ではなく、「キリスト教徒」ってモノがキライらしい。
もちろん国家社会主義を復活させようとか、思っちゃいません。

――っていうのを書いてたら、あっ!! ここにファシスト連合のマークが!

それはデヴィッド・ボウイのライブ・ビデオでした。後ろに旗がかかげてあります。
彼はこの頃、異世界から来たロックンロール・スターを演じていたので、たぶんファシスト連合なんぞは関係なく使っていたのじゃないかと思います。

マンソンさまはデヴィッド・ボウイが好きで、気に入っているのはこのビデオの時代より後だけれど、だからといって知らないわけではないと思ふ。

マンソンさまのジャンル、オルタナティブ・メタルとかインダストリアル・メタルとかハード・ロックとかグラム・ロックとか呼ばれるものですが、私にはめずらしい世界だったから、いろいろと初めて見るものが多かったけれど、今になってみると、あ、コレは誰それのが先にやってたんだとか、発想が似てるとか、少しずつわかってくるのでした。
4 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する