「国宝」吉田修一著
読みました。
泣きました。
奇しくも、先日「勧進帳」の仁左衛門弁慶に感動していたところ、
最終章で、大好きな、徳ちゃんが
「俺か? 俺はずっと弁慶や」
号泣
歌舞伎の魅力世界に入りたての私ではまだまだわからぬことも多かったですが、
ほどほどにはわかるところがまたいろんな想像を掻き立て、
梨園の女性たちや、ただただ好きなものがある者の狂気など、
なんとも、心をざわざわとさせる、おもしろいお話でした。
何かに取り憑かれた人って、ほんま孤独やんな。
でも私たちには見えてない何かが見えてるんかな。
それならまだ救いやな。
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