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2019年09月07日07:00

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仮面の思い出|マージナルヒーローズ

【TRPG感想】
先日は自分がGMのマージナルヒーローズ(注1)でした。

キャンペーン第5回。
望先生回。
当初前後編でしたが、先日の杏輝編前編でちょっと引っ張りすぎたなーと反省したので、今回は1回でいきました。

◆キャラクター紹介
■PC番号:1
名前(PL名):法花望(ノリハナ・ノゾミ)/スペリオルアルケミスト・ノノ(TS)
性別/年齢/種族:女/不明/人間?
クラス:プラトゥーン6/エンシェント1
ゲーム的特徴:
https://character-sheets.appspot.com/mar/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYrNXYkwEM

「プラトゥーンは一本延ばしが強いんですよ」と語りつつ、サプリメントが出るたびに「新しい《ハイライト》が強いかどうか」をじっと探す(笑)。
ブレイクがあるゲームでは腐りがちといわれる回復特技が前回猛威を振るったので《ハイライト:回復》を取得。

いやー、今回もまさか回復があんな活躍するとは……。
我々の卓のバランスの問題なのか、マージナルヒーローズがこういうバランスなのか。
興味深い。

ロール的特徴:
とはいえやはり今回はロールプレイのすごさが光りました。
まあ、GMによってかなりの無茶振りを強いられた感はあるのですが(苦笑)。
その無茶振りをきちんと返してくれるのがTSさんのすごいところだと思います。

かつて死んだ恋人が蘇り、なのにそのことを誰も覚えていない。
しかも恋人に関する設定はほぼその場の即興アドリブという、TSさんでないと任せられないようなシナリオでも、感動的なエンディングを迎えられたのはTSさんのおかげです。
ありがとうございました。

その他:
満を持しての望先生回。
本当にお疲れ様でした。
ギリギリまで、フィロスもGM久々だったので冒険せずシンプルなシナリオの予定だったんですが、「この展開は、TSさんに任せたら絶対面白くなる!」と閃いてしまい、こんなセッションになりました。
残り2回は、先生は生徒を見守ってあげてください。

■PC番号:2
名前(PL名):立向謳歌(タチムカイ・オウカ)/マスク・ザ・キッド(鶏坊)
性別/年齢/種族:男/14/人間
クラス:ベルトアーマー1/オーラアーツ4/ヴァリアスライフ2
ゲーム的特徴:
http://character-sheets.appspot.com/mar/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY18vpkgEM

ちょびっとリビルドして防御アップ。
遠距離カバーアップができるようになりました。
いやはや、今回は謳歌のダメコンがなかったらまずかった(汗)。
アタッカーであると同時に仲間を守る盾でもある。
パーティの中で重要な役割になってきましたね。

ロール的特徴:
ノノ先生を心配するけれど、隠れてついていくという行動はGMの想定外でしたがグッジョブでした。
言われてみると「たしかにー」という発想は、いつも感謝です。

キャンペーンヒロインである明がなかなか戻って来ず、もやもやさせてしまって申し訳ない(土下座)。
次回はちゃんと出すよ!

その他:
本キャンペーンの主人公を務めてくれている鶏坊さんです。
ここ数回は他のベテランに主役を回してますが、いよいよ次回は謳歌回ですよ!
期待して待っていてください!

■PC番号:3
名前(PL名):宇田川杏輝(ウダガワ・アキ)/スプリンクル・ピース(青海)
性別/年齢/種族:男→女/14/人間
クラス:プリティ1/フォーチュン5/マジシャン1
ゲーム的特徴:
WEBキャラシーはこちら。
http://character-sheets.appspot.com/mar/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYl8KRkQEM

リビルドして防御と回復アップ!
謳歌もでしたが、ピースの防御特技がなければ多分戦線維持は難しいでしょう。
謳歌がカバーアップで対象を操り、ピースとノノさんのダメージ減少で耐える、みたいな基本戦術が出来上がったように思えます。
さて、次回どうしようかな(笑)。

ロール的特徴:
謳歌と一緒にノノ先生を心配してついていきつつ、謳歌よりもちょっと傍観っぽいのはヒーロー歴の差か、中の人の信頼感からか(笑)。
謳歌とノノ先生を立てつつ、自分の言いたいこともはっきり言える優等生なので、次回、そして最終回も期待してます!

その他:
ベクトルは違えどもTSさんと並べるぐらいベテランになってきた感のある青海さんです。
戦術眼、ロールプレイの安定性は素晴らしいです。
本人曰く「いつも同じキャラになっちゃう」とのことでしたが、多分このキャンペーンの杏輝君は、またちょっと色が違うんではないかと。
最後にどうなってるか楽しみですね!

◆粗筋
■前回までの粗筋
普通の中学2年生、謳歌。
彼は、怪人に攫われた幼馴染の明を助けに入ったデパートで伝説のヒーロー、マイティマスクの力を継承する。

クラスメートの杏輝、先生の望もヒーローであったことがわかり、
杏輝=ピース、
望=ノノ
謳歌=ザキッド
はチームとなる。

そんな中、学校が襲われる事件が起き、杏輝の妹、宏美が攫われてしまう。

血脈に眠るピースの力の源流を求めて卑弥呼の伝説に辿り着く一行。
ピースの始まりの地で操られた宏美を助け、過去の怨念にケリをつけたのだった。

そんな戦いの中、見え隠れする「恐怖の大魔王サタニス」の名前。
18年前に倒されたはずのサタニスが、マイティへの復讐のために地獄から蘇ったのか。

協力者のサイコメトラー鑑識真太郎の助けを得て、
ヒーローアライアンス(注2)に裏切り者がいることを知った一行は、はたしてどうする?

■オープニング
最初は前回エンディングで「次回にします」と言った明のサイコメトリー結果。

明ちゃんは朗らかにハワイっぽい場所でハンバーガーを頬張ってました。
ただ「いつまでいなきゃいけないの?」「せめてスマホ欲しい」と、人質であることは明かされてる様子。
しかし突然、サタニスがこちらを見て「貴様、見ているな?!」をやります(注3)。

メタ的な演出で今回も明は帰ってこないことを伝えつつ、次は望のシーン。

HAに色々顛末を報告。
宏美ちゃんの検査とかで他の二人も一緒に。
そして、とある男性と廊下ですれ違うときに肩がぶつかってしまう。

男「あ、ごめんなさい」

その顔を見たとき、望先生の脳裏に苦い記憶が思い出される。

それは魔王との戦いの中、後方部隊だったはずのノノのところまで襲撃が。
恋人の和人が望をかばって死亡するシーン。
彼はたしかにノノの手の中で命を失った。

……しかし、その記憶にぼんやりと霧がかかっていく。
細かいディテールが、思い出せなくなっていく。

男「あの、、、どこかで会ったことありますか?」
ノノ「い、いぇ、他人の空似じゃないかしら?」

落とした資料を手早くまとめて去っていく男。
ノノさんは、そこでふとさっきの霧が「敵のHFであること」に気がつくのでした。

今回オープニングの最後は杏輝。
さっきのシーンでノノさんの様子がおかしいことに気づいたので、学校で望先生に話しかけますが、はぐらかされてしまいました。

■ミドル
実はGMはちょっと困っていました。
シナリオで予想していた展開は、望先生が恋人の話を二人にして、一緒に調査していくという展開。
ただ、PLの満場一致で「昔の恋人の話とか、生徒にするわけない」。
言われてみれば、たしかに(笑)。
急遽「HAの裏切り者について」という選択肢を作って対応しました。

そしてミドルには望先生専用ギミックを準備。
その名も「思い出シーン」。

・和人に「こんなことあったよね」と話しかけて判定する。
・判定前に他のPLは、聞いたエピソードにぐっと来たら「いいね!」をする。
・「いいね」の数だけ判定にボーナスがつく。
・PC的には、さっきのが敵の攻撃だとわかっているので、和人との記憶を取り戻すのが敵の攻撃に対する反撃になるという認識。
・思い出シーンは3回作れる。成功したら思い出フラグが手に入って、クライマックス戦闘が有利になる。

TSさん「判定の前かー。判定成功したら、記憶が戻るわけね。でも失敗したら?」
GM「まず失敗しないと思うけどねぇ。「そんなことあったっけ?」とか「何言ってんの?」みたいなリアクションになるかなー」
TSさん「まじか。それはきつい(笑)」

ギミックの説明も終わり、ミドル開始。
まずは杏輝と謳歌か裏切り者について調査し、和人が怪しいこと、和人か5年前から今の部署に突然現れたことがわかります。

最初の思い出シーンは、HAの食堂で。
ノノ「あなたのヒーローネーム覚えてる?」
和人「何言ってるんですか、僕は一般職員……のは、、ず」
ノノ「聞いたことない?『ホワイトロール』という名前に」
判定成功。二人の心にかかった霧が少しだけ晴れます。

和人「僕は、ホワイトロール。。。そしてあなたは望(注4)。僕の恋人……」
ノノ「そうよ。。。」
記憶が戻ったのに望先生が浮かない顔なのは、この先の展開を予想してるからでしょうか。

杏輝と謳歌は、引き続き調査。
和人が魔王との戦いの中で重傷を負って、5年前まで静養していたことがわかります。

杏輝「一応違和感ないね」
謳歌「そうだね」
杏輝「表向きは、ね」

2回目の思い出シーン。
二人があっていたカフェで。
先生が変身前の姿でもわかるかをテストしようとして、まんまと見抜かれます。

そして、調査の結果を望先生に報告する二人。
「和人のことは私に、任せて」
しかし、そう言われて黙っている二人ではありません。
次に和人に会いに行くシーンをこっそり覗きます(笑)。
もちろんPL同士は相談していて、ここまでの分担した調査と、最後の覗き見をTSさんは了承してます。

そんな裏での生徒たちの思惑もありつつも、、、最後の思い出シーン。
18年前の恐怖の大魔王との戦い、最後の決戦の場でもあり、二人が死に別れた現場でもある東京タワーの足元で待ち合わせ。

ノノ「最後の決戦の場所、ここのことは覚えてる?」
和人「ああ。ヒーローたちが総力をあげて魔王を追い詰めた場所。バックアップである僕たちも最前線に近い場所にいた」
ノノ「そう。そして、戦闘力の高いブレードやマイティが魔王と直接対決する最中、わたしたちバックアップのベースが襲われた」
和人「……」
ノノ「そこで、あなたは……わたしをかばって……」

迫真の演技に満場一致の「いいね」!
判定は当然成功です。

和人「そうだ。僕は君をかばって、、、死んだ」
和人「あぁ、なぜ忘れていたんだ。僕は」
和人がそう言った瞬間、手足を包むように黒い霧が生まれます。
ノノ「和人!」
和人「ノノさん、僕は操られて悪い事をたくさんしてきた。あなたの手で、殺してほしい」
ノノ「!!……わたしは、まだあなたに言いたいことがあるの!」

和人に近づこうとするノノ。
和人の悲痛な表情とは裏腹に黒い霧は実体化して、ノノを押しつぶそうと振り下ろされる!

瞬間!
ピースの魔法が霧を押しとどめ、キッドがその真下からノノを救い出す。

ノノ「?!」
ピース「先生が心配で尾けてました」
キッド「お説教なら後から聞きます!」
ピース「今は、あの人をなんとかしないと!」
ノノ「ありがとう。二人とも、力を貸して!」
二人「もちろん!」

■クライマックス
クライマックス戦闘開始です。
今回、新しく発売されたサプリメント「ワールドガイド」に掲載されているボスキャラクターテンプレートを利用してみました。
正直きつかったかなー、と思いつつ、まあ強さに対する考察は後で。

認識阻害能力を持つエネミー、回避クリティカル型として設計してみました。
といってもクリティカル値は11。
攻撃が本職ではないピースの攻撃はやや外れましたが基本的にはクリティカル以外の回避はしません。
ただまあ、こればっかりはどうしようもないのですが、GMがクリティカルを連続で出すわ出すわ(笑)。
途中軽くお通夜ムードになってました。

記憶に残ってるトピックスとしては、、、

・三人ともダメージ軽減持ち。そしてキッドのカバーリングによってダメコン。
・キッドの高いFPと二人の回復数値が高く、かばっては回復を繰り返してブレイクしないキッド。
・範囲攻撃の敵に対して、離脱とカバーをうまく使ってダメージを散らし、回復でもたせるノノさんの戦略眼。
・「思い出フラグ」の効果でノノだけを集中的に狙うボス。ついにノノがブレイク。

・今までにないFPの高さで、なかなかブレイクしないボス。
ダメコンによって大ダメージは受けないものの、ボスが持っている残HFのプレッシャーとGMのクリティカル回避によって疲弊していくPLたち。

ノノ「これで、ブレイクしなさい! 蹂躙せよ!《レインボースクリュー》!」
GM「(すっとぼけて)10Dだっけ?」
ノノ「わたしはもうブレイクしてるから、15Dよ!」
GM「くぅ、ブレイク効果つえぇ」

ノノ「……だめだわ。ここで回避しないと、、、わたしは落ちる……」
GM「お、まじで? それはフラグ効果発動のトリガーだわ」
ノノ「??」
GM「和人が、自分の《リブートコマンド》で、ピースの《ライジングサン》を使わせる(注5)」

和人「あのとき、これができれば、君をピンチにすることはなかったのに!」
ノノ「和人……!」

しかし、当然ボスのFPは無限ではありません。
キッドがHFは使わないまでも全部のせの攻撃によって和人がブレイク!

和人「あぁ、ありがとう」
キッドの攻撃で意識を失い倒れる和人。
しかし、手足を覆っていた黒い霧はむしろ大きくなり、そして和人の顔すら包み、巨人のような大きさに。
それはまるでノノの最大ゴーレムと瓜二つ。

ノノ「わたしは、この18年で戦えるようになったわ! もう、守られるだけじゃない!」

・ノノしか狙われないので、ブレイクできずMPがなくなるピース。最終的に狙われるとわかっているノノをかばってブレイク。
・キッド切り札の《リベンジバイト》には、GM渾身の《ディストラクション》。あれがなかったらもう30分早く終わっていた(笑)。

お互いにほとんどのHFを撃ち尽くし、殴り合いになってきたとき、ピースが切り札のシーン1回だけダメージ増加を使用。
ゴーレムVS霧の巨人の戦いに終止符をうつのでした。

黒い霧は晴れ、ノノの腕の中でゆっくりと消えていく和人。

和人「のぞみ、ごめんな」
ノノ「和人……お前は、二度もわたしも救ってくれた。ありがとう……」
ノノ「後はわたしに任せて、眠ってくれ」

《ミラクルフェイト》を使って、
改ざんされていた「和人が死んでいなかった記憶と記録」を
元の「和人が死んでいた記憶と記録」に書き換えるノノ。
光の粒子になり、消えていく和人。
それを笑顔で見送るノノ。

ノノ「お前を利用したやつを許さんからな、、、っ!」

しん、とした空間に突然響く拍手。
どこからか現れるサタニス。
大爆笑して一瞬ロールプレイが止まるPL一同(笑)。

キッドの中の人「やっぱり来た!(笑)」
ピースの中の人「絶対見てたよー。趣味悪い(笑)」

ひとしきり笑って落ち着いたらシリアスロールプレイの仕切り直しです(笑)。

ノノ「いつからいた!? 悪趣味な奴め!」
サタニス「和人君のおかげで、必要な情報は全て集まった」
ノノ「18年前と同じ。またヒーローたちに止められるだけよ」
キッド「明を返せ!」
サタニス「18年前とは違う。そうそう、明君はちゃんと無事だよ」

にたり、と笑って消えるサタニス。
消耗しているヒーローたちは、衝突の予感を胸にしつつもいったん撤収するのでした。

■エンディング
毎度のブレードのシーンですが、今回登場はピース+キッド。
ブレードによる事後調査によると和人は「能力をコピーした人形」として復活させられた、ということ。

キッド「先生、大丈夫ですかね、、、」
ブレード「18年前から、彼女は町外れで、どこか傍観者のように過ごしていた」
ブレード「君たちと一緒に行動するようになってから、少し変わったように思える」
ブレード「ノノさんを、よろしく頼むよ」
キッド、ピース「はい!」

そしてノノさんのシーン
「18年前からあったことになった」和人のお墓の前。
ノノ「18年前よりも、ヒーローたちはちょっと楽しくなっているよ」
ノノ「今度は、お前に助けられなくても、きっと大丈夫だよ」

◆反省と考察
ロール:4点
ゲーム:4点
ストーリー:4点
ボーナス:5点

久々GMにしてはいいセッションができたんではないかな!
最近いつも思うことだけど、フィロスはいい仲間に恵まれている。
ロールは十分。
5点にしてもいい気がするけど、ちょっと望先生に集中してしまった点が減点かなぁ。
ゲームもやはり望先生の力に頼りきりだったので。
でも面白かったから4点はかたい。
この辺りはバランス難しいねー。
ストーリーも一人にフォーカスして面白かったけど、残り二人が脇役になってしまった点で減点。
ボーナスは、上記の減点とかを合わせて5点に!

○良かったこと
・TRPG再開!
・さすが無茶振りに答えてくれたTSさん
・殺意の高い、素晴らしいバランスの公式データ

○悪かったこと
・無茶振りうまくいったけど、ラッキーだったなぁ(苦笑)。
・シナリオは一人のためのものか。全員のためのものか。

個別解説!

・TRPG再開!
前にセッションしたのが2018年11月。
最後にGMしたのは、2018年3月?!
ちょうど1年も空いてしまったわけだけど、連絡とったらちゃんとレスしてくれて復活に協力してくれた素晴らしい仲間たちです。
ありがとうございます。

・さすが無茶振りに答えてくれたTSさん
もうね、今回はほとんどこれにつきるかと。
当初は久々GMだし、リハビリにシンプル
シナリオでいいかなー、十分面白いだろうし、と思っていたんだが、
ただ、ちょっと吟遊詩人ぽいんだよな。でもNPCの、過去だしなーと思っていた。
ところが、前日に今回の「思い出フラグ」を思いついてしまった。

間違いなくTSさんの負担は重くなるし、他の二人のシナリオ上の出番は減る(PLとしての仕事はそんなに変わらない)。
しかも、下手したら白けたり、TSさんが苦痛に思ったり、失敗のリスクも増える。

だけど、うまくいったらGMとPLが一緒に物語を作るというフィロスの理想のセッションに近いものができあがる。
絶対にその方が面白い、と思ってしまった。
そしたらもうやらざるをえないよね(笑)。

感想に書いたようにTSさんは素晴らしい展開を作ってくれて、他二人も名脇役として働いてくれました。
面白かった!!

・殺意の高い、素晴らしいバランスの公式データ
今回、エネミーデータを公式サプリ「ワールドガイド」に載っているボスキャラクターテンプレートを利用してみた。
「高レベル用の改造の目安」みたいのがちゃんと乗っていて助かったのだが、その式通りにステータス諸々計算してみた結果「これ、強すぎじゃね?」と。
実際ぶつかってみたらなんとかなるのかなー、と思ってぶつかってみたが、案の定強かった(笑)。

ただまあ実はひとつミスがあって、ボスキャラクターテンプレートは実は「PC5人用」なのだ。
今回のセッションは「PC3人」。
まあ、強くて当然だよね(笑)。
ちゃんとPC3人用のデータ改造の目安も書いてあるので、それに従えば、公式っぽい難易度低めのボスになるような気がする(笑)

ボスデータや戦闘パターンをひとしきり考えてから3人用の改造があることに気がついて「まあ、PC助けるギミックもあるし、なんとかなるだろ」と突っ込んだ結果、なんとかなりました。

・無茶振りうまくいったけど、ラッキーだったなぁ(苦笑)。
これは一応悪い点にしておくか?
シナリオ上の無茶振りは、気心の知れた仲間だからできること。
初見の相手にはしないようにしましょうね、と。

あと、失敗しても責任が一人に重なるようなギミックとかマスタリングは、「良いプレッシャー」を通り越して「ただのストレス」になるかもしれないので注意。

・シナリオは一人のためのものか。全員のためのものか。
そんなわけで今回のシナリオは、望先生回と言い切った通り、望先生にフューチャーした話だった。
そんな中、杏輝と謳歌も面白い動きをしてくれて「これだからTRPGはやめられない」と思える楽しいセッションだった。
とはいえ、一人を主役にするとフィロスの中ではちょっと物足りない。
やはり全員に輝いて欲しい。

いつもキャンペーン最終回では全員に見せ場が来るようにしてるんだが、なかなか途中の話でそれをやれない。
この辺りは、好みの話も関わって来るので、絶対的な一つの回答があるわけではないと思うのだけれど、考え続けていきたいな。



感想を書くのが5ヶ月も遅れてしまいました(苦笑)。
色々忙しかったんですよ……。
テープとか録音しておいたものを聞き直しつつ、当時書いたものをブラッシュアップできました。
さあ、いよいよ最終回が見えてきました。
いかに盛り上げて最終回に挑めるか。
次回セッションも気合いいれるぞー、おー。




(注1)マージナルヒーローズ:発売当初はニチアサと呼ばれるスーパー戦隊、仮面ライダー、プリキュアが基本だった。
サプリメントでウルトラマンやデジモン等、表現幅がどんどん広がってきたのでこれからも期待したい。

もうすぐ出る新しいサプリでは「過去+未来+異世界」がテーマらしい。
仮面ライダージオウに登場したディケイドが「異世界を渡る力」で時間移動していたし、、、過去と未来は異世界なのか(笑)。

公式HPはこちら。
http://www.fear.co.jp/marginalheroes/index.htm

(注2)ヒーローアライアンス:公式の組織。HAと略記される。
PCであるヒーローをバックアップする。
ただ、、、えてして怪人の作戦の餌食になってしまうため、しょうもない組織と描かれることが多い。
探偵ものの警察みたいなものと思って割り切ってやるしかない(苦笑)。

(注3)貴様、見ているな:有名なジョジョのネタ。
ノノの中の人「これがサイコメトラー同士の戦い?!」
キッドの中の人「……サイコメトリーしてるのハンカチですよね。ハンカチに話しかけてるの?」
GM「そんなわけじゃないよ。演出演出(笑)」

(注4)あなたは望:このシーン。正体を隠しているヒーローである望先生は変身後のノノで登場している。
和人が「望」と変身前の名前を呼んでいることで、PLたちはしばらくざわざわしてた。

(注5)《ライジングサン》を使わせる:実はここ、GMはルールミスしてます。
相手の加護を使わせるのは、アルシャードの《ツクヨミ》であって、マージナルヒーローズの《リブートコマンド》ではできません。
使用回数回復して「使ってよー、お願いー」と言うことはできますが(笑)。
まあ、演出意図としてはずれてないので問題ないかな、と。

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