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2019年09月06日18:54

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F1カーだよ日本社会は

我が子を虐待する親のニュースが後を絶たないが、虐待する親にはある共通点があることに気が付く。
それは「我が子が幼児であるにもかかわらず、大人と同等(あるいはそれ以上)の言動を要求する」という事だ。

「子どもと大人の区別がつかない」というよりは「子どもは発展途上な存在である」ということが認められないようなのだ。

これって、現代日本の抱える、一つの弊害だと思う。


具体例を挙げると、日本はとにかく土地が狭い。
狭い土地で道路を通せば、当然幅は狭くなる。都会ならなおさらだ。

経済を回していくにはたくさんの車が行きかう必要がある。
狭い道路をビュンビュンと車が通れば、当然歩行者は注意しながら端っこを歩く。

大人なら十分に注意できるが、子供はそうはいかない。
ただでさえふらふら歩いているし、何かに興味を抱くと他のことなど見えなくなる。
車がいなければ「危険」で済むが、そうでなければ即「死」につながる。
言うまでもなく、予算を割いてまで対策がなされる場所は決して多くはない。


いささか飛躍かもしれないが、現代日本は徹底的に「性能(効率)」を偏重して、国民にも相応のレベルを強要している。

車で例えるなら、日本は乗用車ではなくF1カーだ。
性能こそ申し分ないが、それを活かすには「たしかな技量」を持ったものが扱うことが大前提。発展途上なものが扱えば危険でしかない。
(ガンダムのMSでいうと「ガンダムW」のトールギス)


考えてみれば、新宿駅や首都高速道路があんなにも複雑怪奇なのも、根底には「普段から使い慣れた(=相応の実力を持った)人向け」という思想がある(勿論、計画の不備もあるが)。


日本社会はすっかり「子ども=発展途上な存在」にとって危険な社会になってしまった。性能だけを追い求めて「安全」「扱いやすさ」が度外視されている。

こんな社会では、子を持つ親は「早く一人前の技量を身につけさせないと、あんたの子『死ぬ』よ?」とえげつない脅しをかけられているように感じるだろう。


いうまでもなく、社会の不備は微塵も虐待を正当化しない。
感情に任せて子供を傷つけるなど、親どころか人間ですらない。


その「感情(怒り)」の根底には何があるのか?
得体のしれない相手に怯えるよりも、まずは根底に潜む」「敵」の正体を暴く必要がある。


4歳死亡 交際相手は虐待否定
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=5778287
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