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2019年08月29日10:30

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同窓会映画

『デッドウッド〜決戦のワイルドタウン〜』(2019年/監督:ダニエル・ミナハン)を観る。2004年〜2006年にかけて3シーズン(全36話)放送されたテレビシリーズの続編にあたるテレビムーヴィ。
テレビシリーズのキャストがそのまま出演しているので、10年後の1889年の物語。カラミティ・ジェーン(ロビン・ワイガート)が、ワイルド・ビル・ヒコックの墓参りと、旧友のチャーリー・アター(デイトン・カリー)やサイ・トリバーの売春宿を引き継いだジョニー(キム・ディケンズ)に会いに10年ぶりにデッドウッドへ帰ってくる。かつては血なまぐさい抗争を繰り広げていた無法の町デッドウッドにも時代の変化が訪れ、酒場兼売春宿ジェムの主人アル・スウェレンジン(イアン・マクシェーン)は、医者のコクラン(ブラッド・ドゥーリフ)が止めるのもきかず酒を飲んで、起きたり寝たりの毎日。保安官(デュピティUSマーシャル)のセス・ブロック(ティモシー・オリファント)は家族と平穏に暮らしており、相棒のソル・スター(ジョン・ホークス)とホテルの共同オーナーだが経営はソルに任せきり。ソルはトリクシー(ポーラ・マルコムスン)と暮らしており、子どもの誕生が目の前。州昇格(サウスダコタ州)を祝いに、かつてセスと恋仲だったアルマも養女ソフィアと一緒にデッドウッドにやってくる。そこに、10年前に鉱山買占めをもくろんで悪事を働いたジョージ・ハースト(ジェラルド・マクレイニー)が野心満々の政治家として再び現れたことからデッドウッドに不穏な空気が流れはじめる。ハーストはチャーリー・アターの土地を買収しようとしており……
主要人物が多岐にわたる集団ドラマは、テレビシリーズだから成り立つのであって、映画にするとは中身の薄いつまらない作品になる。特にこの作品は、次々に登場する人物の過去の出来事やキャラを知っていないと楽しめない代物。カラミティ・ジェーン、アル・スウェレンジン、セス・ブロック、ソル・スター、ジョージ・ハースト、チャーリー・アターといった実在の人物が、史実との連動しておらず、面白くない。テレビシリーズの打切りを惜しんだカルトなファンのための同窓会映画なのだ。
画像1は、セス・ブロックとソル・スター。結局この二人が銃で解決。
画像2は、カラミティ・ジェーン。テレビシリーズと同様に、この作品でも主筋からはずれた傍役だが、存在感をみせている。
画像3は、アル・スウェレンジン。余命いくばくもないという設定からか、テレビシリーズでみせた強烈な個性が感じられなかった。

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