『テルマ』　☆☆☆　2018年72作目　チネ・ラヴィータ

『テルマ』　☆☆☆　2018年72作目　チネ・ラヴィータ
https://gaga.ne.jp/thelma/

　北欧映画。北欧映画は画が綺麗。
　女優さんが綺麗なのもあるけれど、風景、特に冬場の雪のシーンの綺麗さは冷たさや空気の感じが伝わってきそうなぐらいに画が綺麗。
　画がとても綺麗でした。
　話は超能力を持った少女と、彼女の力を封じ込めようとする父親の話。
　最初は「ミステリアス」ぐらいだったのが、段々とホラーになっていく。
　「同性愛」とか「厳格なクリスチャン」とか、難しい要素が入ってきて話も段々と重く、暗くなっていくんだけど、対照的に画が綺麗で、むしろ話の重さ、暗さに比例して画の奇麗さも繊細になっていくように感じました。
　中盤以降は、ホラーチックな演出や描写が続く中、「出生の秘密」に突き当たり云々と、ミステリーさも増していきます。　　

　非常に画が綺麗で、話は重く暗いんだけど、だからこそ「冴えている」映画です。


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