今朝は晴れました。
朝の内は涼しくて、昨夜窓を閉めて寝ましたが、気持ち良く7時半まで寝ていました。
ゆっくりと朝食を摂って、洗濯物を干したりしてから、
日差しは強いけど、爽やかなので、散歩に行く事にしました。
もちろんコースは田川沿いです。
洗い橋近くまで行ってから、上流に向かって歩き出しました。
ここのところ水量が多いので、右岸側の遊歩道には少し水が上がっていた事もあり、
やはりいつもの左岸側の遊歩道を歩いて行きました。
押切橋の近くで、知り合いが奥さんと散歩していました。
挨拶だけ交わして、更に宮の橋に向かって歩いて行きました。
宮の橋近くで、消防車が走って来る音が聞こえ、橋のたもとで停まりました。
火事かなと思って周囲を見回しましたが、何もありません。
その内に、警察官が数名堤防から遊歩道に下りて行くのが見えました。
喧嘩か火の不始末でもあったのかと思ったのですが、それらしい音が聞こえて来ません。
救急車も停まっていて、隊員が3人やはり遊歩道に下りて、宮の橋の下に行きます。
誰かが倒れているのかと思いましたが、そのような人は見えません。
左岸側の遊歩道からは、50m弱あると思いますし、橋の直下なので薄暗くなっています。
当然の事ながら、立ち止まって目をこらして見ました。
遊歩道は水面から2mほどの高さがあり、コンクリート製の壁になっています。
水量は多かったのですが、遊歩道の壁から2・3mは川底が出て砂利になっています。
その内に、警察官や消防隊員とは別に、
1人の男性が壁に寄り掛かるようにして立っているのに気が付きました。
壁に寄り掛かって涼んでいるようにも見えます。
年の頃は、40代位に見えました。
大柄な感じで、濃紺のシャツに黒っぽいズボンを穿いています。
ところが、その人が動かないのです。
更に目をこらして見ると、遊歩道には1m50cmほどのアルミ製の柵があるのですが、
そこからビニール製の紐のような物が見え、
その男の人と繋がっているような感じです。
遊歩道を歩き始めた時に、僕の前を年配の男性が歩いていましたが、
その人も宮の橋の下で立ち止まって見ていました。
二人で、あれはどうも首吊りのようだとの見方で一致しました。
その内に、救急隊員がストレチャーを片付け始めましたので、
既に絶命しているのが、対岸からも分かりました。
警察官は懐中電灯を当てたり、写真を撮っています。
一緒に見ていた小父さんが、
「縁起でもないのを見ちゃったなぁ」と言いながら立ち去ったので、
僕もその場を離れ、上流に向かって歩き出しました。
いつもは、田川と御用川の合流点まで歩き、
御用川に架かる鉄板の橋を渡るのですが、この鉄板の上に水が来ていて濡れているので、
そこで折り返しました。
そうなると、やはり先ほどの現場のその後が気になります。
改めて宮の橋の下に行ってみました。
遺体のあった遊歩道には、既に規制線が張られていました。
遺体が見えないので、収容したのかと思いましたが、
そうではなくて、遊歩道の上の柵から紐でブルーシートを下げて、
遺体が見えないようになっていました。
しかし、まだ収容されていない事は、シートの脇から僅かに見えたので分かりました。
これから正式な検死を行うのかなぁと思いました。
押切橋で道路に上がって、堤防沿いの右岸を宮の橋まで行ってみました。
橋のたもとの僅かな空き地に、警察車両が停まっていて、若い警察官が立っていました。
素知らぬふりで、「何かあったの?」と訊いてみました。
「大きな事件ではないですから、ご安心下さい。」との答えが返って来て、
さらに、「熱中症に気を付けて下さい。」と言ってくれたので、
お礼を言って立ち去りました。
野次馬に対する接し方のマニュアルがあるのかどうか分かりませんが、
適切な対応だなぁと感心しました。
街中を散歩するようになって、色々な人に会ったり、面白い場面も見ました。
ある程度は、日記に書いて来ましたが、
まさか、遊歩道の柵からぶら下がった遺体を見るとは思いもしませんでした。
全く何に出くわすか分からないと思いながら、家に帰って来ました。
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