『ビブリア古書堂の事件手帖』 ☆☆☆ 2018年66作目 MOVIX仙台
https://biblia-movie.jp/
「人が死なないミステリー」「日常系ミステリー」です。
元はライトノベルで、フジテレビでドラマ化されましたが、それとは別の実写映画化です(アニメ映画化の話もありますが、止まっているようです)。
鎌倉にある古書店の女店主が客の持ち揉む「古書」にまつわる謎を解いていく話なのですが、ここで云う「古書」とか希書、稀覯本の事で、所謂、中古本ではありません。
なので、収集家、コレクターのコレクション対象になっていてるような貴重な本や、発行部数が少なくマニアが収集するようなマニアックな本を扱っています。
ですから、「金に糸目をつけないコレクター」が大枚はたいたり、コレクター相手の「背取り」が横行している界隈での話なのですが、映画では2つの話で出来てました。
一つはビブリア古書堂で働くことになる青年のお婆さんの話で、こっちの方が凄かった。
完結に云うと、「ばあちゃんすげえ」。男尊女卑な昭和の時代にばあちゃんやるね。
もう一つの話は、ビブリア古書堂の女店主が巻き込まれる希書に関わる話。
女店主の推理力、推察力、洞察力が発揮されるんだけど、マニアって怖いね。
本来なら「店主すげえ」となる筈が、ばあちゃんのエピソードが凄くて、「ばあちゃんすげえ」てしかならない。
それぐらいばあちゃんのエピソードが強烈でした。
蛇足。 →
原作の小説は読んでいないのですが、原作を読んでいる方の話ですと、ドラマ版も映画版も女主人のキャスティングが駄目だそうです。
何でも原作では「服の上からでも分かる豊かな胸」とあるのに、ドラマも映画も(検閲)だそうです。
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