沖縄県の米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡り、移設先周辺の辺野古、豊原、久志の「久辺3区」が、下水道整備のために本来は各世帯が負担する配管工事費を、無償化する方向で国などと調整に入ったことが3日、分かった。財源は米軍再編に伴い影響を受ける自治体へ支給される米軍再編交付金を充てる方向だ。
3地区は、戸別補償など条件付きで辺野古移設を容認する立場だ。関係者によると、政府は無償化を戸別補償の代替策と位置付けており、防衛省沖縄防衛局は「法令の範囲内で区民に還元するような代替策を実施していく」としている。
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