夏休み

子供のころ、時間は無限だと思った。
でも、大人になって、時間が自分の中で無限ではないことが分かった。
夏休みは、なぜ存在するのか。
そこに無限性を求め続け、そうではないことに気づき、尚且つ、それでも求めて、また今年も過ぎて行く。
夏休みなんてなかった方が良かったのかもしれないのか。
人間的な理由があったとしても、何か全く違う一ヶ月や一週間を、おいたのは、なぜなのか。
多分、この世界の不思議な相互作用だろう。
休むことが重要ではないのだろう。
違う何かを見つけにいけることが、今の自分達の何かにつながっていることを確認することで、共有の範囲を広げていく。または、深める。
夏休みの存在を気にする必要はない。
もともとつながっていたこと。夏休みでたまたま違うものと共有し、ちょっとだけ特別なことがあったこと。
多分、明日からも、本当は、ちょっとだけ特別なこと、あると思う。それを素直に特別と受け取ろう。場所と仕事が元に戻るだけだ。

戻るのではない。みんな、新しく生まれ変わってるはず。