東京新聞「発言」欄で特集された「令和の夏に」は、大変ためになる企画だった。そこには、実際に戦争を体験された方々の体験が、生々しく語られていた。中には目を覆い耳をふさぎたくなるような凄惨な情景も描かれていた。映画や小説など、浄化された戦争の様子しかしらない私たち世代にとって、改めて戦争の悲惨さを知る機会となった
このような体験を語っていただくことは、次の戦争を起こさないためにも、是非とも必要なことだ。その世代の方々には、できるかぎり多くの場所で語り、その記録と記憶を、私たちや私たちの次の世代のために残しておいてほしい。
あと三十年もすれば、戦争を直接経験された世代がほぼいなくなる。それまでの間に、私たちはより多くのことを、学んでおかなければならない。また紙面などを通じて、このような機会に恵まれることを願う。
九条に自衛隊を明記するかどうかなどと、小さな問題にこだわっている場合ではない。
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