最近、一部で「アンパンマンが暴力（アンパンチ）で物事を解決することの是非」が話題になっているらしい。
そういえば「主人公も実は『力で相手をねじ伏せて意思を通している』という点では敵と同じ」というジレンマは、バトル物（それこそワンピからプリキュアまで）とは切っても切れないものだ。
その解決として古くから採用されてきた策は「敵を、救いようのないほどクズにする」というものだ。
「水戸黄門」や「必殺仕事人」がいい例だが、悪役が「ひどい目にあって当然」と思わせるような連中であれば視聴者は疑問を抱かない。
しかし最近では「テイルズ」シリーズのように単純な勧善懲悪ではない作品も多い。
「敵にもやむにやまれぬ事情があった」という場合では、むしろそれを成敗する主人公が悪者になってしまう。
勿論その上で「正義とは何か」を考える作品もあるが、最近は以下の二つが多いように思える。
�〜碓�ではなく「仲間」のため
「ワンピース」や「プリキュア」は大体これ。高尚な正義を掲げるのではなく、純粋に「大切な人を傷つけたくない」が動機という事だ。
とはいえこれは「自分の身内さえ良ければいい」というヤンキー思想を助長する、という意見もある。
�∈能蕕�ら「正義」を名乗らない
主人公が「自分は間違ったことをしている」と最初から分かったうえで敵を倒す、というもの。
「相手をねじ伏せる」ことを正当化しない反面、開き直りを美化していることも否めない。
いつか「逆転裁判」のように、完全に言論だけで闘うヒーローが現れて、それがスタンダードになる時代がきたりするんだろうか？
「もうやめてあげて」 満身創痍でボールを受け続ける「ばいきんまん」のアミューズメントゲームに同情の声
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=128&from=diary&id=5744554
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