「ウルトラセブン」の第26話「超兵器R1号」をご存じですか?。反核を訴えたエピソードなのですが、残念ながら特撮ファン以外にはあまり知られていません。
新型ミサイル・R1号の効果実験場に選ばれたギエロン星。その星には生物が存在しないはずだったが被爆後、謎の獣・ギエロン星獣(ギエロン星人の被爆影響による変形?)が復讐の為に地球に向う。
そのギエロン星獣が地球に飛来し、降り立つ場所が「夜の廃墟」のような場所。画面は暗いし、子供の頃は「何でこんな所?」と疑問に感じました。しかし何十年も経って大人になり、同エピソードを観返しハッと気づきました。「これは長崎市(をイメージした場所)だ」と。
原爆投下で崩壊した浦上天主堂。その場所を再現し、そこに立つ被爆怪獣。核兵器の恐ろしさ、そして反核を「それとなく」描いている秀作。子供には理解出来なかった演出ですが、当時はまだ戦後23年であり、大人は「ここは長崎」と気づき、番組が訴えた風刺を理解したのでしょうか。
残念ながらそのエピソードの主張は充分に理解されず、未だに核兵器は多く存在します。毎年8月9日にはこのドラマを放送し、反核に対する気持ちをより強くすべきです。特に核兵器禁止条約に批准しようとしない総理大臣、あなたは絶対に観るべきです。
原爆投下から74年 長崎で式典
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=5742006
ログインしてコメントを確認・投稿する