残骸

ずーっと不思議に思っていて周りの人もなぜ片付けないのかな知らないようだった。　
そこに有るのが当たり前の風景で　風防ガラスの砕けたものも落ちていて、「それをこすると甘い匂いがするんだ」と子供仲間ではいわれていて拾ってきては擦ったものです。
匂いは余り感じ無かったけど。　自宅から歩いて5分ぐらいのちょっと広くなった交差点の端に墜落した戦闘機が有って、ボクの記憶ではジュラルミンのようなものはもう無くエンジン周りの残骸と固そうなものが残っているだけだった。日本の戦闘機でB29に向かっていって墜落したそうです。朝鮮戦争が始まって鉄類の需要が高まる頃にいつのまにか無くなっていましたね。闇市に行く途中だったので必ずそばへ寄って眺めていました。そんなに大きくは無かった。