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2019年07月29日12:57

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読書感想文シリーズその1224「則天武后（下）万歳通天篇」

「則天武后（下）万歳通天篇」
塚本靑史
日本経済新聞出版社
2019年7月27日読了

［日本経済新聞出版社による内容紹介］
https://www.nikkeibook.com/item-detail/17151
中国史上、唯一の女帝に上り詰めた則天武后(武則天)の生涯を描く歴史小説!　唐の太宗の後宮から、その息子、李治(高宗)の後宮に入った武照(則天武后)は、権謀術数の限りを尽くし、ついに帝国の頂点にまで上り詰める。その治世に何が起きたのか――。どん底生活から帝へ――。波乱万乗の生涯を送った女帝の生涯を描く歴史大作は、いよいよクライマックスへ。

［読書感想文］
うん，おもしろかった．どこまでが史実で，どこからが創作かわかんないけど，やっぱ上巻の方が心地よかったかな．下巻の内容って，劣化の過程を観てるようなもんじゃん？　それにしても，塚本さんのタッチって，ホント独特．身も蓋もなく言うとヘタウマ？　ま，それが好きなんだから，個人的には問題ないんだけどさ．ところで，下巻を読んでて思ったのは，武則天における後継者問題が，日本皇室において「女性天皇はいいが，女系天皇はダメ」だという，かねてからの私の主張の傍証になるってことだの．皇室のY遺伝子こそ日本の財産だってことだよ．

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