昨日投票があった参議院議員選挙は、昨夜未明、大勢が判明しました。
相変わらず、投票締め切りの午後8時と同時に、
各テレビ局は一斉に獲得議席の予想を出しましたし、当選確率を打った候補もいました。
多分出口調査の結果とこれまでの取材を元にして当選確実を打つのだと思います。
僕は、何でそんなに急ぐのか理由が分かりません。
開票速報を見る楽しみが減る事もあるので、
出口調査に当たったら、正反対の事を言ってやろうと思っていたのですが、
今回も出口調査には当たりませんでした。
結果は、既にご承知の事と思いますが、
自民党は議席を9減らしたものの、公明党が3議席伸ばしたこともあって、
与党としては改選議席数の過半数を獲得しました。
これに改憲に前向きな維新を加える、いわゆる改憲勢力としては、
現有議席と合わせて3分の2には到達しませんでした。
やはり国民の意思は、憲法改正の動きをとどめるような気がします。
しかし、その差は4議席です。
これから、他党への切り崩しを行うようなことを安倍総理は言っていますので、
目が離せないと思います。
話題になっていた32の一人区では、
自民党22区、野党統一候補10区と前回と1議席の差になりました。
野党側もよく健闘したような感じがしますが、
野党が勝った所は、それなりに力があった候補者のような気がします。
栃木県選挙区の場合、現職の高橋克法さんと立憲民主党の加藤千穂さんの争いでしたが、
加藤さんは、北海道出身の落下傘候補で、
歯が立たないかなと思っていました。
結果は、高橋さん373,009票、加藤さん285,681票でしたので、
もう少し知名度のある人ならば、結果は拮抗したような気がしました。
次の衆議院選までの間に、自民党に対抗出来る候補者を見付けられるのかが、
今後の課題のような気がします。
小選挙区制では、野党統一候補を立てる以外、野党側が勝つ見込みはないと思います。
議席獲得出来るか注目されたれいわ新選組は、比例区で2議席獲得しました。
ALS(筋萎縮性側索硬化症)の患者で人工呼吸器を装着した舩後靖彦さんと、
重度身体障害のある木村英子さんです。
お二人とも、車椅子でないと動けないそうですので、
国会のバリアフリー化には、大きく貢献しそうな感じがします。
代表の山本太郎さんは落選しましたが、
これからの政治にどのような影響を与えるでしょうか?
意外だったのは、NHKから国民を守る党が1議席獲得した事です。
れいわ新選組と併せて、既存の政党に飽きた国民が多いのでしょうか?
NHKから国民を守る党は、どうも右寄りの思想的な背景があるようですので、
改憲勢力に組み入れられてしまいそうな気がします。
そうすると、3分の2まで3議席となりますが、どうなるでしょう?
全体としての印象は、なりふり構わぬ自民党に、野党側が屈したように感じました。
選挙前の同日選の噂にかき回されてしまい、
十分な選挙準備が出来なかったのかも知れません。
現在の衆議院議員の任期は、2021年10月21日です。
それまでには、必ず総選挙があります。
今の自民党政治で良いのか、真剣に問われる選挙になると思います。
野党がしっかりしないと、日本は良くならないと、僕は思っています。
話変わって、大相撲名古屋場所は、4大関休場する異例の場所になりました。
高安だけは、勝ち越してから休場しましたが、
豪栄道と栃ノ心と、来場所はカド番になります。
優勝は横綱の鶴竜でした。
引いてしまう悪い癖が余り出ずに、安定していたと思います。
今場所は、小兵力士が話題になりました。
炎鵬や照強、琴恵光などが活躍して、面白い相撲が多かったと思います。
注目していた貴源治は、4勝1敗と順調な滑り出しでしたが、
その後10連敗してしまい、負け越しました。
何か怪我でもしたのでしょうか?
途中で、力が抜けてしまうような相撲が多かった感じです。
双子の兄、十両の貴ノ富士は11勝4敗と優勝した剣翔に次ぐ成績でした。
貴源治が十両に陥落しそうですから、
来場所は再び十両で、兄弟力士が活躍すれば良いと思います。
ログインしてコメントを確認・投稿する