mixiユーザー(id:33240433)

2019年07月20日18:08

179 view

日本に正規空母が必要な理由。

日本は専守防衛だから空母は不要という意見も多いのですが、政治的な要素を排して、純軍事的に見るのであれば、空母を必要な条件は決まっています。

IF
・敵対国が正規空母を持っているのであれば
DONE
・正規空母が必要

以上です。

現在の航空戦は、戦闘機だけ、あるいは攻撃機だけで行うのではなく、早期警戒機が必要になります。戦闘機などのレーダーは小型で、照射範囲も狭いため、距離も短く、側面や後方はほとんど探知できません。これをカバーするために強力で広いレーダーを持つ早期警戒機などが必要で、もし早期警戒機がある空軍とない空軍が対決すると、ない側が勝つことはないくらいに戦局を左右します。これは戦闘機の能力差が多少あっても、補ってあまりあるほどの実力差と思います。

ところがそれを相手国も理解していますし、地上のレーダーと早期警戒機のレーダーは能力が近いので、相手が早期警戒機を出すとすぐにわかります。すると敵の早期警戒機をそのままにしておく訳にはいかないので、戦闘機を出して追い払おうという流れになります。

早期警戒機はレーダーは強力ですが、武装はしていませんので、戦闘機が近づいてきたら避難して空域を離脱し、監視できなくなります。それでは不利なので、戦闘機の行動範囲から逃げられるギリギリの場所を陣取ったり、複数を飛ばして片方が逃げたら他が近づく、という処置をとってなるべく相手の基地や艦隊をレーダー範囲に納めるような動きになります。

この時キーになるのは戦闘機の行動範囲と発進場所で、相手戦闘機の「活動範囲」を避けつつ相手基地が収まる位置に早期警戒機を配置しなければなりません。

例えば、沖縄などの基地は、中国本土から直接航空攻撃できる場所にありますが、早期警戒機を飛ばし、中国の戦闘機から逃げつつ、しかし付かず離れずで監視を続けることができます。中国を攻撃機が飛び立った段階ですぐに把握し、迎撃に移ることができる訳です。

ところが、中国がもし仮に空母を出し、太平洋側から挟み撃ちにするような配置をとった場合、日本側の早期警戒機は付かず離れずではいられなくなり、大きく退避する必要に迫られます。そうなると、中国側も早期警戒機を飛ばしているので、一方的に日本側は監視され、中国側の動きはほとんどわからないという状況になります。こうなるといくら戦闘機の性能で勝っていても勝てませんし、昨今は性能差も縮まってきています。

これを避けるには、太平洋側に進出しようとする中国空母を抑えるための対策が必要で、そのためには早期警戒機と戦闘機を載せられる船が必要です。つまり空母が必要になってきます。

先進国が先進国を襲撃するはずがないという話はわかりますが、純軍事的に考えると、現代戦は「レーダーの張り合い」です。「動くレーダー」である早期警戒機をどこに配置でき、それを追い払えるかどうか?は、今後戦略上の重要なテーマになると思われます。 そうした時に、単純に駒として「相手に空母があるならこちらも必要」な訳です。侵略の意思があるからとかないからというのはあまり関係ないのではと思います。


4 1

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する