燃え尽きたセル画

今日の日記はいきなり本題に入ることにする。これだ。

　

京都のアニメ制作会社が悪漢にガソリン放火されてしまい、今朝の紙面によればなんと３３名もの社員方々が落命したとあり朝から震えた。
昨日の昼前後に起きた放火事件のようでありその事実を僕が知ったのは昨日の午後二時過ぎだ。義父母が親戚から譲られたメロンとかぼちゃのおすそ分けに我が家にやって来た際に義父がすごい事件起きているよと言ってテレビを点け日テレの「ミヤネ屋」を観てこの惨事を知った。

往時では１名死亡十数名心肺停止連絡取れない人たち十数名とあったのに対し義父がああこれだと大勢死ぬねえ犯人間違いなく死刑だねえあははははと薄ら笑いをしておりああこいつ大ざっぱの無神経なだけでなくものすんごく不謹慎だなあ"(-""-)"と思わされたものだった。

犯人と思しき身柄を確保された４１歳の男は凶行時に「パクリやがって！」とか「死ね！！！！」とか怒鳴っていたというから何やらこの会社或いは会社に勤務する誰かに対してたいへん強い恨みを抱いていたようだ。
昨夜のニュースでは被害に遭った会社社長が取材に応じており、この犯人であろうか嫌がらせのメールなどが幾度か送られてきていたので誠意をもって対処してきたと言っていた。その誠意がまったく通じないか或いは最初から誠意など眼中になかったのかこうなってしまったという感じである。

男自身も重篤なやけど被害に遭い現在入院中で意識不明の重体と紙面にあったので、犯行に至った経緯の聞き取りは停滞したままであるが、会社側が包み隠さず経緯を話せばことの発端が見えてくると思う。男はこの会社で勤務してた経緯はないという。
であるならばこのアニメ会社が世に出した作品の熱烈なファンが嵩じてフリークとなり挙句勝手に嫉妬を募らせ恨みに転化したのかよく分からないがそんな可能性もあるかもしれない。

このアニメ会社を京都アニメーションと言い名作を世に出している有名な会社とあった。ニュースで紹介していたのがこちらだ。



「涼宮ハルヒの憂鬱２」とあり、アニメオタクではない僕でもタイトルを耳にしたことがあるくらいなので人気作なのであろう。他にも「けいおん」なる有名作を制作しており熱烈なファンも多かろうと思う。

いったい犯人と会社側との間にどのようなトラブルがあったのか。「パクリやがって！」とはどういう意味か。そのあたりの事実関係がどうも気になる。
しかし問答無用でガソリンをぶちまいたというのであるからして相当に強い恨みによる強い殺意だ。僕も車に乗るしキャンプにもけっこう行ったのでガソリンの怖さを実は知っている。

飲み仲間と一緒にキャンプに行っていた３０代、キャンプ師匠のＯさんが所有するストーブと呼ばれる調理用コンロとランタンはホワイトガソリンというそれ専用の通常よりややオクタン価が低いガソリンを燃料として焚いて用いるものだった。
ある日Ｏさんがそのホワイトガソリンを着火剤代わりにして焚火をおこそうとしたところ、引火時に強烈に燃え広がりあわや惨事になりかけたことがあった。その時にガソリンは引火時に爆発するのだなあと恐る恐る悟ったものだった。

昨夜のニュースでは引火による火事が発生した際に「爆燃（ばくねん）」なる現象がおきていると解説しており、引火した瞬間ガソリンにより爆発が起きて社屋の窓ガラスが吹っ飛んでしまったようだと説明されていた。ガソリン自体にものすごい殺傷力があるということだ。

犯人であるが、なんでこんなことしでかしたのであろうか。こう言ってしまってはもはや身もふたもないが、たかがアニメしかもオタク好みのカワイイ系アニメではないか。そんなものに対するあれこれでいちどきに３０人以上も死に至らしめてなおかつ自身も燃やしてしまっているのであるからしてこいつはもはや狂人と言って差し支えなかろう。もっと他のことにそのエネルギーをしかも良い方に使えなかったのであろうか。

まあ恨みという感情こそ人心からもっとも消えにくいものだと言うからね。であるからして元マイミクを恨んでいた僕も時間をずらして先日報復措置を実施したが、向こうから反応がないところを見るとおそらく触らぬ神に祟りなしということでこちらへのアクションを控えていることであろう。当方では相手にコトを仕掛けた時点で目的を達成したのでそれでよかった。後は奴の家庭内部でどれだけ炎上したかである。燃え上がらないまでも不協和音が生じたであろうからしてそれでじゅうぶんだ。

なので恨みもある程度のところで歯止めをかける必要がある。相手を殺して自分も滅ぼしてではおしまいだ。できれば恨まず生きていければいいが人間だから人生だからそれは難しいよね。僕だっていまだに恨んでいる人間が数人いるが、まあ過去のことになったので飲み込んでいるということだ。時間の解決を待つのが得策ということだろう。

なんだか今日の日記は重たいや(´；ω；`)ｳｩｩ。一曲かけます。



突然命を絶たれた多くの犠牲者方々の鎮魂のために。我々は今日も暮らしていきましょう。