痩せなみだ

一昨日は長女めぐみの誕生日でついに８歳になりやれ嬉しやであった。そんな思いの昨日であったがはて７月２０日ってかつて何かあったなと思い出したところあった。母方祖母の命日であり亡くなったのが僕がまだ１２歳だったので４１年も前のことである。母郷里の山形まで半日かけて亡祖母の元に駆けつけたものでありまだ東北新幹線などなく奥羽本線だかに乗っての実に緩慢な旅程だった記憶がある。あの日は暑い日であった。

その昨日はお弁当を持参して家族でこどもの国の大プールに行ってきた。小中高校生の夏休み初日であったものの依然梅雨中の曇天もようのせいか会場はガラガラであり実にゆったりできた。一年前の今日にも来たこのプールでは酷暑で芋を洗うような混雑であったがあれがウソのようであった。

　

おかげでウォータースライダーも長滑り台も一切並ぶことなくすぐに遊べたので良かった。なれど着水時に抱っこしていたともみを手放してしまうという失敗により彼女を泣かせてしまうこととなった。まあ初めての水の怖さの体験でもあるのでそれもまた教育であったことであろう。とにかく終始めぐみもともみも「たのしい」を連発してくれて有意義だった。閉園近くまで粘ってしまい帰宅したらくたくただったが、良き日であった。



おむすびが美味しかったと好評でした♡。

そんな昨日帰宅後片づけものをしながらＮＨＫのニュースを点けたところ、こいつらが映っていた。

　

今朝の紙面社会面でも写真入りで出ていた。



闇営業でバッシングの渦中にある宮迫博之氏と田村亮氏である。所属していた吉本興業を事実上解雇された宮迫氏はそれまでにも会社側に対して謝罪会見をさせてほしいと再三要求していたにもかかわらず、会社社長がそれを一蹴し、あろうことか会見やりたければやればいい。その代わりそしたらお前ら全員クビだ！俺にはそれだけの力があるんだ！などとほざいて取り合ってもらえなかったと言われつらかったとこぼしながら泣いていた。

会社が親なら僕らはこども。そのこどもたちが謝りたい謝る場を設けてほしいとお願いしたのに親は聞き容れてくれず理不尽に思ったと嘆き節を歌いつつふたりとも泣いていた。その涙を観た僕の感想はというと、まあドッチラケである。

宮迫氏に至っては一昨日のゴシップ雑誌に写真入りでスッパ抜かれたのがギャラ飲みとか言われているならず者たちとの酒席参加で小遣い稼ぎというたいへん低劣な仕儀でありああそんなこともしてたのねとちと呆れた。

なれどふつうの感覚だったらどうであろうとちと考えた。酒宴が好きな僕なれば今まで酒飲んで飲み代をたいがい自腹で払っていたものであるが、ギャラ飲みとあれば酒飲んだ他に小遣いまでもらえるというのであるからしてこれまさに夢気分の一席であるからしてそんな条件にわが身を置けばそれは嬉しいに決まっておろうなと短絡的に思った。つまりは甘い汁であったがために上記のふたりはその奸計に陥ったということではないかと思う。

まあそんなのを含んだうえでの闇営業であるが、これのどこがいけないのかということを改めて考えてみた。いわゆる反社会的勢力の連中とつるんだということが社会的道徳的に許されないということではあるものの殺人や窃盗や痴漢といったような具体的な相手に対し危害を加えたものではない。

なので謝罪したいという相手は誰なのかというとつまりは「世間」ということになる。
話はそれるが先日ＮＨＫのＥテレでマーシーがクスリはいかん！と反面教師の講師をしていた番組があったが、田代さん正直に言っていたことがあった。

禁止薬物をやったことはルール違反で悪いことではあったものの誰か相手を傷つけたことではなく言うなれば注射器持って注射をうった右腕が加害者うたれた左腕が被害者なんだから誰にも悪いことしてないのに逮捕後は反省しろ！のバッシングの嵐で本当にうんざりしたとのことであり、あはははははマーシー正直だなあと思わされたものだった。

そんなことがあったので昨日の宮迫田村ペアの会見上での号泣がなんだか僕には妙に嘘くさいものに映った。こんなに泣いてるけどこいつら本当に反省しちょるんかいな？との思いである。謝罪謝罪と言っているがこれ自分たちが謝るという営為により単に自分たちをすっきりさせたいだけなんでねえの？とニュースを観ながら家内としゃべっていたところ家内がこんなことを言い出したので僕は合点がいった。

これ干されて芸能界や世間からフェードアウトさせられる前に泣いて謝って世間に好印象与えておけばほとぼり冷めてから復帰しやすいとかの打算をしているだけなんじゃないの？、と家内は言ったのであり、ああそういうことかもねえと僕も思った。

お涙のこいつらであるが、一度ながいこと味わった芸能界成功での甘い汁をこの程度のことで失ってしまうのが惜しいという了見だけの話ではなかろうか。だとすればとんでもない連中である。

そも闇営業だのギャラ飲みだのといった仕儀に打って出ることからしてこいつらときたら僕ら何も知らなかったとほざいているが、知らないはずないよね。だって一緒に飲んでたやつら入れ墨が入っていたというし飲んでから大枚を何枚も手渡しされるなどふつうの「営業」であればありえない所作だ。なのでこいつらやはり確信犯なのだ。そんなやつらが後付けで涙流して反省してます猛省してます悪うございましたこんな僕らの涙を誠意としてどうか皆さん許してくださいと言ったところで許す気になんかなれませんよ僕"(-""-)"。

なんだかこのふたり泣いて男の株を下げたように思います。まあただひとつそれまで世話になっていた吉本興業から手のひら返されるような非道い仕打ちを受けたのがよほど悔しかったに相違なくその点は同情できる。過日の日記に書いたが、やはり吉本もまた人心を理解できていないブラック企業であったということだ。

なんか今日の日記ながながと書いたけど文章が上滑りして空転しとるなあ(*´Д｀)。このへんにしときましょうか。これかけたく一曲。



先日放送していたＥテレの「ムジカピッコリーノ」でこの曲をメンバーが演奏していてとてもよかった曲中テクノ加工された声で「トキオ！」が連発されているが、この声を加工するマシンのことを「ボコーダー」と呼ぶとあり勉強になりました。