（新）長男気質

テンちゃん役は寺田心で。

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というのを枕に、本題。

長男気質

私はガキの頃、甘ったれの次男だったので、年長者にくっ付いて
あれこれ言われるままに動いた方が気楽で良かった。

小学時代、竹馬の友カトーくんと二人で自転車で連れ立ってどっかこっか走らせる
ということが多かったのだが、常にカトーくんを先頭に立て、
彼の気ままに行きたい方へ後ろから付いていくのが普通だった。
たまに私が前を走っていると、落ち着かず不安だった。
カトーくんは三人兄弟の次男だったが。

今では自由人なので誰にも指図を受けたくはないが、根っこの方では誰かに促されて
それに従った方が楽でいいや。と思っている自分がちょろっといるのである。
有事に自分が矢面に立って指示を出したくはねえなあ。
そういう役は相応しい人に任せたいなあと。

ところが学校や会社では結構頑張っちまったので、小学校では座席の班長に始まり、
掃除当番の班長、委員会の委員長、クラブの部長、学級委員長も4年と6年で勤め、
大学では文化部連合の議長、勤めていた会社では入社三年目で主任になった。

頼まれたり期待されるとそれに応えてしまう、断れない。という性格だったので
気張って虚勢を張って頑張って来た。大変な心労を伴って。
私は本来は代表格気質ではないのだ。

これまで様々な人々と接するうち、代表者格の人というのは、
長男的気質を備えた人が相応しいのだなと強く感ずるようになった。

長男的気質と言っても必ずしも
「だから長男として生まれた人じゃないとその資格が無い」
と言っているのではない。

次男だろうが末っ子だろうが、ここで言う長男的気質・代表者格の気質を持っていれば
矢面に立つに際して心強く受けられる・任せられるのである。

さて長男的気質とはどういうものか。
以下私の人々との交際接触経験上の見解である。



【長男的気質を持った人の特徴】

1. すぐに「じゃあ〜すりゃいいじゃん」と意見してくることが多い。

代表格の人、社長タイプに多い。
あれこれいろんな話題で他愛のない話をしている時でも、
この長男的気質の人は自分の信ずる所や思い付いたことをすぐさま述べる。
極端な場合強要する。

mixi日記でも私が何十年も前の思い出話を書いとるのに、
通りすがりの見ず知らずがついさっき起こったことと勘違いして
「だったら〜すればいいじゃん」「〜って言えば済むのに何で言わないの？」
などとコメしてくる奴がいる。

早合点も甚だしい。一見さんが私のたった一個の日記をちょいと見ただけで
私という人物や私の日記(非日記)を偉そうに語るのは実におこがましいことだ。



2. 憶測でしかないこと、誰しもが正解が分からない話題に対して、
「これが正解！！」とでも言いたげに、
「それは〜しちゃったんだよ」「それは〜だからだよ」
とすぐさま自分の判断だけで強く断定してくることが多い。

これは私の兄（長男）と大学時代の友人の一人（一人っ子）がそうだった。
代表格の人でも、皆が迷っている時にこれが出来た方が良い場合が多い。

みんなで、「えっ！？　それって〜じゃない？」「う〜ん・・・〜かも？」
と話してる最中に、その長男的気質を持った者は、そこですぐさま、

「それは〜しちゃったんだよ！」「それは〜だからだよ！」

と強く断定してくる。

私が「でもそれって〜だよね？」などと突っ込むと、

長男くん「・・・あ・・・いや、分からけど・・・」などと返答するのである。

分からないけどと言うのなら強く断定すんなや！！www



3. 皆で順番に並んで何かする時に、先頭に立つのを厭わない。先頭に立つのが好き。

子分のように兄弟を従えてきた長男は先頭に立つことに慣れている。
何事も最初の行事は長男が最初に経験して来た。
子分のように付き従ってきた次男以下は、先頭に立って動くことが苦手。



4.「命令」が得意。

弟妹を従えてきた長男は、あれしろこれしろ言って育って来た。
会社の部下にも易々と命令・指図出来る。
これが長男的気質の代表者格の気質である。
私は会社で主任だったが、説明・応相談は得意であったが、指図命令は苦手であった。



もう一回書く。

「長男限定の気質」じゃないよ。

「長男的代表者格の気質」ね。