諫早湾

羽田空港〜長崎空港の飛行機を利用すると諫早湾上空を通ります。



見ての通り、仕切った内側の水は真っ黒です。






とても生物は生きられそうにありません。ひどいです。水が真っ黒です。

仕切る前は、ムツゴロウとかたくさんの生物がいて豊かな干潟だったのに・・・。

当時の長崎県知事だったか、浄水設備が稼働するから水は綺麗になると、確かに言い切っていた。
でも現状は真っ黒水です。


　　


諫早湾に比べると規模は遙かに小さいけど、千葉県船橋市にも三番瀬という干潟があって、以前、そこを埋め立てるという計画がありました。
が、住民が猛反対しました。そして、新たに当選した当時の堂本千葉県知事も計画中止を表明して干潟は守られました。
三番瀬は今、潮干狩りが出来て、野鳥もたくさん来て、生き物豊かな干潟として、市民の憩いの場になっています。

今、干潟は海の浄化に非常に役にたっていることがわかっています。
多様な生物を育む貴重な存在であると。

諫早湾のときは、干潟を仕切っても何も影響は出ないと役人たちは言い切っていました。
なのに現実はその影響が、有明海全体の漁業の不振となって現れています。。

何でもう少し冷静になって計画を見直せなかったのかと、思わずにいられません。
もっといい着地点があったはずです。

もう取り返しが付かないことになってしまいました。

諫早湾の黒い水を見るたびに、本当に残念な気持ちでいっぱいになります。




「諫早湾干拓訴訟「開門しない」判決が初めて確定　（読売オンライン）　」

https://www.yomiuri.co.jp/national/20190627-OYT1T50272/