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2019年06月21日17:33

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柳亭小痴楽独演会「ようこそ!こち劇場へ」第32回

柳亭小痴楽独演会「ようこそ!こち劇場へ」第32回

行ってきましたー

新宿 道楽亭Ryu's Bar
全席自由 予約2000円

そんなわけで、道楽亭。
17時45分頃伺い整理券をもらい、
ヴェローチェにてピーナッツサンド。美味しいなー。

開場の18時半。
なんだか以前より人の集まり具合が落ち着いている。
あ、長髪金髪のあの方も。ちゃんと整理券もらうんだな。
店から「ありがとうございます」と言いながら小痴楽さんがどこぞへ出てゆく。

希望席に座り、読書しながら待ちました。
満席。30代〜70代くらいまで、男性多め(10人くらい)。
5分遅れで始まりました。

「将門」が流れきっちりかかったパーマの小痴楽さん登場。

「芋俵」
鶯色のような半襟に白っぽい細い縞の長着。半襟と同色の羽織。
末広の昼に出てるけど今日のお客がまー笑わない、
久しぶりにかけようと思った「芋俵」は勇気がなくかけられなかったのでここで。
あと、与太郎ついちゃうけど「大工調べ」を。
といったことから
「実はすげームカついてて」とムカついている話をかなり長くされてました。
ゲイキョー楽屋の禁煙問題、わはは。
こーえき問題も。書けない。わはは。
私は小痴楽さんの言ってることはよくわかる。
そもそも芸人でしかも落語家なのになあと思ってしまうけど。
まー意見してても、ちゃんと師匠方に筋を通すところが素敵なところ。
芋俵は、企てる兄貴が小狡いけど兄貴分な感じがよい。
与太郎はいつも一緒なんだよなー。バリエーションがないのが気になる。
女中も、若さがない、年増の女中にしか見えず。
それでも、小痴楽さんでこの噺を初めて聞いたのでうれしい。

通路まで人が埋まっていたため、高座で休憩。

「大工調べ」
「江戸っ子は、五月の鯉の吹き流し、口先ばかりではらわたはなし」って言葉が好き。
「小児は白き糸の如し」も好き。
江戸弁の説明など噺につながるマクラから。
実は初めて聞く。
聞きたかった!
うれしい!
これも与太郎のキャラはさっきとあまり変わらない。
でも、大家と、棟梁(とうりゅう)がいい。
詰まっても、口が回ってるから気にはならない。
あんにゃもんにゃ もちゃんと聞き取れたわー。
サゲは「嘘でもいいから800並べろ」

仲入り

「宿屋の仇討ち」
薄い黄土色っぽい半襟。白っぽい縞の長着。透けた、茶のパッチワーク調の羽織。
大工調べの反省と、小遊三師匠から習ったときのことと、
サゲは談志師匠のがしっくりくるのでやりたくて、左談次師匠に許可もらったことなど。
おもしろいエピソードの数々。
一門旅行話(鹿島神宮〜銚子)から噺へ。
言葉も描写も丁寧でした。
初めの世話九郎の入りも、3人の入りもおもしろい。
「なんだその眠そうな奴は」に、
「眠ってないですよ」という、ただただ冷静ないはちに笑う。
上方から江戸への帰り、年増の三味線弾きを呼ばせるところもいい。
最後にいはちを呼んだ時にいはちが世話九郎のセリフを覚えてしゃべるとこ、
世話九郎の「黙れ黙れ黙れ」がおもしろい。
爆笑も起こる一席。
約55分

終了が21時半。

いつもより長めでうれしい。
何と言っても、「大工調べ」と「宿屋の仇討ち」のような、
トリネタを2つもやるんだなー、としみじみ。
「大工調べ」はまだまだでしたと反省していたけど、
とっても小痴楽さんに合っているし、楽しんでるようにも見えるので、
どんどんやってほしいなあ。

というわけで、次回は24日の歌舞伎座ギャラリーで小痴楽さん独演会。
何やるかなー。「大工調べ」やりそうだなあー。楽しみ。


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