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2019年06月04日11:54

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タリス・スコラーズ


昨晩は、タリス・スコラーズの来日公演を聴きに、四ツ谷の紀尾井ホールに行ってきた。今回の東京公演は、昨晩と今日のオペラシティだったのだが、昨晩にしたのは、アレグリのミゼレーレを紀尾井ホールで聴きたかったことが大きい。プログラムは、前半がラッススとジョセカンのミサ、後半がアレグリ、クローチェ、タリスのミゼレーレとロッティ、イザークの曲、すべてルネバロ作品だった。

今回の席は、2階最前列左端だった。すぐ隣の直角の席が空席状態だったので、もしかしたらと思っていたら、アレグリのミゼレーレ、2群メンバー4人がそこに登場、私と右端のソプラノの距離は1mもないくらいだった。あれだけ近くで超一流の歌い手の歌唱を聴けることはめったにない。しかもあの曲、ソプラノは、ハイCを駆使しているのだが、全くのノンビブラート、力感も無、自然に出てくる美しい高音域、そして2群4人のアンサンブルの精密さ・・・主旋律の受け渡し、ハーモニーは全て倍音の中でまったく異質な感じがない。これだけのアンサンブルをあれだけ近距離で聴けたことはラッキーとしか言いようがない。

まさに至高のハーモニーとバランス、この音楽が耳を通じて私の脳を喜ばすという感覚・・・・熱狂や感動とはちょっと違った感覚なのだが、自分での拍手が止まらない状態になってしまう。まさに快感・・・
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