そして、7月下旬。
お盆に入る前に三重県四日市(よっかいち)市にやって来た
四日市駅にたどり着くと
広井祖母『確か、ここで待ち合わせになんやけど。無事に会えるかな』
携帯が普及して無い時代は不便です
秋美『桜(さくら)心ちゃん、お待たせ
』
広井祖母『秋美姉さんに無事に会えた。よかった』
心『久しぶりです。こんにちは。秋美おばちゃん』
秋美『久しぶりね(o⌒∇⌒o)こんにちは、心ちゃん。大きくなったね』
広井祖母『心は病み上がりだし、お医者さんからも療養出来るところを進めたから』
秋美『これから行く民宿は温泉付いてるし、源泉に浸かれば肌にもいいし体調も良くなると言われてるよ
』
広井祖母『楽しみやな
』
すぐ、近くに秋美と広井祖母の友人・酒井キクエが車の運転席で待っていた。
キクエ『待ってたわよ(o⌒∇⌒o)乗って。桜ちゃん。あら、心ちゃん、こんにちは。はじめまして』
心『こんにちは』
不思議そうにキクエを見つめた
広井祖母『おばあちゃんと秋美おばちゃんの友達のキクエさんよ』
心『おばあちゃんたちのお友達
』
キクエ『そうよ
』
心たちはさっそく車に乗った。
キクエは運転しながら家族の話をした。
心『キクエおばちゃんが民宿してるん(・・?』
キクエ『おばちゃんは夫婦で民宿してるの(^^)d近くにおばちゃんの息子とその家族が住んでるの。心ちゃんと同じ歳の女の子がいるの。仲良くしてね
』
酒井キクエは地元は東京で秋美とは国民学校(現在の小学校、中学校)の同級生だった。
広井祖母も姉の秋美を通じてキクエと交流を持つようになった。
広井祖母と秋美も地元は東京だが太平洋戦争が始まり後に親戚がいる関西へ二人は疎開した。
そして、終戦を迎えても付き合いは続いていた
こんなにも付き合いが長く続くなんて珍しいですね
そして、心たちが乗った車はあっという間に民宿にたどり着いた。
話はまだまだ続きます
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