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2019年05月18日23:18

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本めも(ウガリト用旧約参考 天の露 地の脂・寡婦・“手”)

隔離された家→「自由の家」
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1971170721&owner_id=3960876
の件と同じく参照は近所の図書館にある岩波書店の赤い表紙のシリーズ。

見易いレイアウトで、頁ごとに多分記載関連の数字表記が頁上に見出しと
してあるので、脚注の参照指示系の場合はメモっといて近い数字捲って付近
を探せばある感じ。

今回は先日平日の借り換えついでに急いでメモってきたのでミスってるかも。

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https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1971256991&owner_id=3960876

◆天の露 地の脂

旧約聖書l「創世記」

創世27:28

85頁。
「天から下りる露と
地の〔生み出す〕脂を」

脚注によるとこの脂は 【オリーブ油】。
地から生まれるもの。

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旧約聖書lll「民数記 申命記」

申命33:28

418-419頁。
「ヤコブの泉だけが、
穀物と葡萄酒の〔満ちる〕地にあり、
天もまた露を滴らせる。」

豊かな土地的な表現みたいです。

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旧約聖書Xl「詩編」

詩編133:2-3

399頁。
「頭に注がれて善き油があごひげに垂れるよう
-衣の裾まで垂れる アロンのあごひげ〔に〕-
シオンの山々に下るヘルモンの露のよう。」

祝福の表現みたいですなー。


ってあたりでした。



まぁ先にメモったように時代差etcありますんで。

「バアルの物語」の本メモでめもったように、とりあえず大雑把に
ウガリトの場合は天水(雨)を色々な言い方で希求したり讃えたりしてる
んだろうなーて感じに認識しときます。

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https://mixi.jp/view_diary.pl?owner_id=3960876&id=1971519994

◆寡婦の杖

の、寡婦、の部分。

旧約聖書Vll「イザヤ書」

イザヤ47:9


『バベルへの復讐』という話なんですが。

213頁脚注によると。
国や町を「娘」(女性)に例えて、敵対・対立等しているとその人化表現
を語り罵倒したり嘲笑したりするらしいです。
(都市の女性比喩自体は現代でもあるような気がするが)

47:7-9 215頁。
「子を失うことと、寡婦になることが」

とあるのでここかな。
この場合は、子=民と夫=王を同時に喪う妻(女性・妃)として都市(国)を
例えていることになるんかな?

これと同語の同用法だとしたら確かに寡婦以外訳しづらい感じ。
(残された人という個人レベルと都市の壊滅レベルを同時に表せるからな)


「“死と崩壊”が座っている
その手には 不毛の杖が
その手には 寡婦の杖が握られている。」
(古代オリエント集・310頁)

なので、「寡婦」部分を“滅び”とは意訳せないのだ。ダブる。
そうすると、残される(遺される)者、のイメージですかね?
人が死ぬことの結果、というあたり。

本の脚注参考指示のほうは“死と崩壊”のほうに付いてたんだけど、寡婦?
のほうにつられて忘れました・・。次の時見直してみます;

(0526最下記追記)
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◆“手”

イルウの“手”のとこ。

イザヤ57-8

265頁。
「彼らの寝床を愛し、
印を見つめた。」

えーと・・印、の部分。
脚注によると言語:ヤード(手)。
婉曲的話法で「〔彼らの〕●根」を指すと解釈されるらしい。
この手前にも、携帯型の男●を象った像、を記念碑かなんかだっけ(うろ
おぼ)の別の語で表していると解せる部分があるようで。

ちなみにこれは、多産の祭儀とやらが特定の樹の木陰で行われたり、それ
で生まれた子の一部を人身御供にもするというような、要するに風紀と
人倫がサイテーだ、みたいな侮蔑的な語りのようですタブン。

イルウの文の場合、海比喩のところで印と訳してしまうと通じにくいです
し、詩文比喩で訳すなら“手”でいいんじゃないかなやっぱ。


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0526ついき:

借りて来たんで見忘れたとこ。
画像参照。

画像1:こういう表紙のシリーズです。

画像2:213頁。話の冒頭。
脚注・五で、だーっと書いてありますが、
新バビロニア帝国=カルデア王国をバビロンの滅亡になぞらえている?
みたいな感じの説明。

画像3:215頁。
うーん。頁上の見出しが47:7-9で
多分段落のナンバリングの数字が7と8と9。
6段落の途中から載ってるが・・
7の9字目?とかだと『永久(とこしえ)に、私は女王であろう』
とかなので、こういうののピックアップ見出しなのかな?

で。見忘れた箇所ですけど・・


『私だ、私のほかに誰もいない。
私は寡婦(やもめ)暮らしをすることもないだろうし、
子を失うことを経験したりもしないだろう』、と。
 しかしこれら二つのことがお前を襲う、
突然に、一日のうちに。
子を失うことと、寡婦になることとが、
突如お前を襲う。


で、参照指示が47:9だったので、多分「これら二つのこと」あたりかな。
そうするとやっぱ 子を失い寡婦になる でイコールなんだな。
そうすると“死と崩壊”のほうが意訳?
(まあ聖書訳色々あるので参考とかががわからんと不明ですが)

ちなみに脚注によると、『私だ。私のほかに誰もいない。
の部分は、ヤハウェの唯一神主張の対抗表現になるそうです。

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もいっこ
ウガリト用旧約参考 頭骸にチリ
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1971711394&owner_id=3960876

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