mixiユーザー(id:3960876)

2019年04月17日22:35

209 view

雑めも(モトさんちの“隔離された家”とは)

えーと。
「バアルの物語」(新風舎)86頁。

『そして黄泉の国の隔離された家に降れ、
黄泉の国に降りたものらの中に数えられるように。』

ここの脚注No.が(125)で、208頁。

『ll 列王15:5参照。「自由の家」とも考えられる』


-------------------

列王記+自由の家では検索だとまともに出て来なくて、
当時の「自由」のワードを調べた文が出て来て、

//doors.doshisha.ac.jp/duar/repository/ir/25005/003077010001.pdf

7頁。
まぁ諸説あるみたいだけど。

・・・あー。
一種のサナトリウムっていうかなんていうか。
治る見込みのないひとの収容施設の名称とか??
(つまり、そこに入った時点で政治機構的な義務等から除外されるみたいな
意味で自由・・)

つまり、[半死人]であり死の領域の管轄となることが確定されているから
モトさんの領域に半分行ってる?
(でもまだ死んではいないから、死に近い死ではないなにか)。

とかと思ったんだけど。


----------

図書館で「旧約聖書Vl 列王記」(岩波書店)
をざっと見ても一般人のそれっぽいのしかみつからなくて、箇所忘れてた
ので結局借りたんだが。

(捲ってるとほんとにヤム(海の意味)を模した浴槽?(42頁-)だのハダドだの
確かに関連語ゴロゴロしてるなw)

221頁:
列王記 下 15:1-8
画像二枚参照。
↑の検索の記事の例のとこですね。
この本では専用の家を用意して隔離するが仕事は続けている感じの脚注。
まぁ引継ぎ準備なのかもですが。


181頁:
列王記 下 7:3-6
「城門の入り口にツァーラアトを患う男が四人いた。」
(脚注(182頁)画像参照)
パンピーはこの条件になると基本街の中に入れないみたいですね。


“ツァーラアト”を検索してみると、うぃきぺによると、従来はハンセン
病のことを指していると解されるのが多かったらしいのだが、あてはまらな
いものもあったり、生きものでは無いものの状態変も指すようで。
おそらく・・、“見た目に元に戻らない変化をした”ものを何らかの条件
で“けがれ”の一種と扱って隔離・疎外?していたらしい??感じなのかな。

パンピー的には、社会機構から外れる?のか?

-----------

モトさんのの場合は、バアルは王扱いなので似たような感じか?
(専用の館っていうか?)
ただ時代が離れている※ので、似たような意味合いでも実際の概念が違う
かもしれません。


※列王記は前550年頃のものらしい。
ウガリットは・・出土文書が紀元前1450年頃から1200年頃らしいの
で。(歴史自体はもっと古いらしい)
紀元前1190年あたりに放棄されたと推定されてる模様(海洋民族来襲)。
海かーぁ。

----------------------------
0418:追記。

86頁の脚注の部分に関しては使者を送る際の文なので
これ自体は多分“生者が冥府(の領域)へ降りる際のテンプレフレーズ”
っぽい。


93頁。
『私の地下道への岩山の奥に。』
シャパシュの台詞ですが、これは太陽(神)は空を時間と共に移動して、
地平に(というか地形的には海?)に沈んだ際には冥府を通ってまた地上に、
というイメージらしいです。(エジプトのラーの船みたいなもんか)
(なのでシャパシュさんは日中なら舞台装置のようにどこかにいるため、
前置きなく話せる(呼び出さなくてもいる)みたい)

で、シャパシュは毎日通っていると。
ほかの部分はテンプレ共通フレーズっぽいので、これは特に専用の道?
かどうかは不明。シャパシュ用のテンプレ+かも。


-----
特に関係無いんだが、列王記42頁他に列柱の頭に百合や柘榴の飾りが
つけられてるてのがあるんだけど。
そいや柘榴ってなんの象徴だっけ?と検索すると、うぃきぺによると、
粒が多いので豊穣みたいです。
(あとなんか、虫がつかない果物として奉納品だったらしい?)
ラテン語では「種が多い林檎」て。
拳大の丸い?果物ってみんな林檎枠なの?w(※桃がペルシアの林檎)

パデペルの柘榴は異界食と婚姻掛けてるんだろうか。


-----------------------------------------
関連記事:
「バアルの物語」(構成概要)
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1970850303&owner_id=3960876

0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2019年04月>
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930