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2019年05月08日00:51

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黒い猫ちゃん

こんにちは。
園長です。

今日の仕事始めはえらかったです。
もうヒイヒイ言わしたろか!って言うほどですわ。

さてそんなことはさておき、我が社では昼飯は別の棟に行くのですが、その入り口に黒い猫ちゃんがいたんです。

その黒い猫ちゃん、生まれてどれくらいするんでしょうね?
俺の推測では2歳くらいでしょうか?

まぁ野良猫ですから、そんなに手は入れてないのですが、その猫はアイドル猫っちゅうか、そんな感じですかね。
で、いつも昼飯時にくるんで、猫好きな人は、昼飯のオカズをちょっとずつ包んであげていました。
もちろん、俺もちょっとだけあげてました。

そんな日が何日も続きましたが、ある日を境に来なくなったんです。
俺の口笛で「ニャア〜」っと寄ってくるんですが、何度吹いても出て来ません。
2〜3週間くらいしたでしょうか…突然現れました。

「おぉ!どうしたんや?」と、声をかけてみたら、その姿にびっくりしました。

その姿は、多分、野良猫特有の疥癬(かいせん)でした。
「疥癬」って言うのは「ダニによるかゆみの激しい皮膚病」のことを言います。

「あぁ、猫ちゃん、疥癬病にかかっちゃったんだね」

ここで捕まえて動物病院へ連れて行けば確実に治ります。
でも野良猫…うちもそんなに余裕がないのです。
仕方ありませんね。

そうこうしてるうちに、だんだんと疥癬による皮膚病が酷くなってきました。
挙句には顔全体、体の半分が疥癬で皮膚病で汚れて来ました。
それでも昼には入り口まで来て、餌を欲しいといってきます。
餌はあげるのですが、疥癬は人に移ると言う話を聞きますので、頭を撫でることさえ出来ません。

そしてある日、突然来なくなりました。
4月の中旬くらいかなぁ…

5月の連休が終わり、仕事で掃除をしていました。
もう誰もしないようなところまでしてたら、エレベーターの隅っこの方で黒い影を見つけました。

何だろうと埃を取ってみたら、あの黒い猫ちゃんでした。

「お前こんなところにいたのか…」

そう、あの黒い猫ちゃん、遺体となっていました。

「寂しかったやろ。もう大丈夫やで。」

その場で供養をし、遺体は仕方ないのでゴミ袋を3重にして捨てました。

今度猫として生まれてくるときには、良い家の子として生まれておいでよね!
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