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2019年05月06日13:48

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八ヶ岳 春ヒュッテ

多分一生に一度のGW10連休。どこも混んでいるだろうという事もあり、今年は春の八ヶ岳訪問を半月ほど早めGWに実施する事になりました。結果、山菜採りには早かったものの、思いがけず大量の残雪と桜。春と冬を同時に味わう事ができました。

令和の初日、大量の食料とアルコールを背負い、標高1800mの山小屋に到着です。

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冷たい流水で「重かった!」ビールも冷やします。

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早速ストーヴに火を起こし、夕食準備スタート。小屋の料理は基本男性が担当です。

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この日のメニューは、野田名物?ホワイト餃子、あんかけ焼きそば、中華スープです。

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20年物の紹興酒(残念ながら瓶からペットボトルに入れ替えたので写真なし)と龍神酒造「龍神」です。この龍神酒造は「尾瀬の雪どけ」でも有名ですね。残雪で冷やします。

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入山日は雨の一日でしたが、翌日は青空も見えるまあまあのお天気。可能であれば、という前提付きで(比較的?若い仲間で)白樺尾根→にゅう→黒百合ヒュッテ→天狗岳→高見石→白駒池、の大周遊を目指します。

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最初は雪がなく歩きやすい尾根道の直登を気持ちの良い汗をかきながら登ります。(硫黄岳も良く見えます)

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ところが、標高2000mを超えるあたりからツルツルの氷や残雪が現われます。
一歩一歩雪に深く足を取られ、歩行に時間がかかり体力も奪われます。

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出発から3時間近くかかって、最初の目標「にゅう」2352mに到着です。
風はありませんが、天狗岳には低い雲がかかり展望はありません。

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雲の流れが速いので、ここでお昼を頂き、天候の回復を待つ事に。するとどんどん雲が取れて展望が開けてきました。(出掛ずに小屋に滞在する仲間が作ってくれたバケットサンド美味!甘い紅茶にブランデーもたっぷり)

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食事の後、戻りの時間や同行者の装備(アイゼン持参は自分だけ、ショートスパッツメンバが1名)から大周遊を断念し、まだ氷結しているという白駒池見物に向かう事に。

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途中、雪の上を雪解け水が流れる珍しい沢に遭遇。しかし、その沢を渡る丸太橋から2名が落下する(笑‥)ハプニングに!

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幸いオーバーズボンにロングスパッツの方は濡れずにすみましたが・・・
仲間に迎えを頼んだ国道(麦草峠)も近いので、そのまま白駒池まで下る事に。

途中の白駒湿原。いつもはモフモフの雪に覆われていますが、一部雪解けが進んでいて非常に透明度の高い泉が現れていました。この時期だけの特別な景色。本当に綺麗でした。
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湿原から数分で白駒池到着。表面が少し緩んで水が浮いていますが、氷自体はまだ数十センチあるとの事。今年は4月に入り寒い日や降雪があったので、雪も多く、融雪も遅れ気味です。

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一昨年暮れに火事で全焼してしまった白駒壮ですが、綺麗な建物となって再建されていました。おしゃれな食堂も再開され、国道からの観光客で大変賑わっていました。

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白駒池まで来ると、車で迎えが来る麦草峠までは10分ほど。ハイヒールや運動靴で注意深く歩く観光客に混じってよく整備された遊歩道(雪はあります)を進みます。

峠から小屋への登山口まで車で運んでもらい、昨日登った道を(昨日とは違い)ほぼ空身で登ります。

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途中、偶然にも一昨年に亡くなった大事な仲間の家族が登山口まで来ており、彼が通い詰めた小屋をひと目見たいとのお話。高齢のお母様を含め、皆さんを小屋まで案内するなどうれしいハプニングもありました。思い出話などをして、ゆっくりご家族を見送ると、何かとても素敵な気分になり、昨日残して置いた餃子で作った水餃子と夕刻のビールもさらに美味に!

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餃子の後は、スーパーで購入した山菜で天ぷらを揚げます。あと半月後であれば、小屋の周りでも採れるのですが、地元スーパーのものも十分新鮮。
(たらの芽、わらび、フキのトウ、こしあぶら、山ウドなど)

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夕飯前にお腹一杯になりますが、まだ日がある夕方なので、一息ついてからゆっくり夕飯の支度にかかります。今晩は亡くなった彼が得意だった「パエリア」。私自身自宅で作った事はないので、クックパッドのレシピ(印刷持参)を見ながら作ります。
(お湯にサフラン、コンソメ、塩を入れて色を出す。野菜と肉を炒めてお湯とコメを加え、煮立ったら魚介をトッピングして蒸らす。仕上げにレモンとドライパセリ、マヨネーズ少々)

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合間にサラダとコーンスープも作り、故人を偲ぶ夕食が完成。

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夕食後は今回、登山や料理、そして故人のご家族との偶然の出会いにも大活躍だった新たなメンバも含め山談議に花が咲きます。

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最近年齢層が上がって皆さん、夜は早寝、朝は早起きパターンなのですが、私は皆が寝静まってからも一人で薪をくべながらだらだら起きていたので翌朝は最遅の9時に起床。
既に掃除も始まっており、慌てて朝食を摂り掃除・片付けに参加。今回は油ものが多かったので台所も入念に磨きます。

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恒例の残りものクジを終えると、いよいよヒュッテともお別れです。

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山を下ったところにある八峰の湯で疲れた体と肝臓を癒します。

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昨日登った「にゅう」もよく見えます。(右端のちょっと飛び出た岩のところ)

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この日で東京に戻るメンバと別れ、翌日の蓼科山登山に向かいました。(途中、松原湖の桜も満開)

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※追記
翌日の蓼科山はバッテリー切れで写真がありません。渋滞を避けるため、軽井沢で一休みしたところ、ちょうどアウトレットモール中庭のしだれ桜が満開でした。

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